基本情報
最終更新日時:2024年3月22日12時23分

禁忌

【2.1】本剤に重篤な過敏症の既往歴【2.2】白血球数3,000/mm3以下〔骨髄機能抑制を増悪させ,重篤な感染症,出血傾向等が発現するおそれ。[9.1.1参照]〕【2.3】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.4】生ワクチンを接種しない〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】生ワクチン(乾燥弱毒生麻しんワクチン,乾燥弱毒生風しんワクチン,経口生ポリオワクチン,乾燥BCG等)〔[2.4参照]〕〔ワクチン由来の感染を増強又は持続させるおそれ/免疫機能が抑制された者への生ワクチン接種により,感染の可能性が増加〕

効能・効果

腎移植における拒否反応の抑制。原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群(副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合に限る。また頻回再発型のネフローゼ症候群を除く)。ループス腎炎(持続性蛋白尿,ネフローゼ症候群又は腎機能低下が認められ,副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合)。関節リウマチ(過去の治療で非ステロイド性抗炎症剤,更に他の抗リウマチ薬の少なくとも1剤により十分な効果が得られない場合)。

用法・用量

拒否反応の抑制初期量1日2~3mg/kg,維持量1日1~3mg/kg,1~3回分割経口投与。最適治療効果を得るため用量の注意深い増減が必要。原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群・ループス腎炎1回50mg,1日3回経口投与,腎機能の程度により減量等考慮。本剤使用以前に副腎皮質ホルモン剤が維持投与されている場合,その維持用量に本剤を上乗せして使用。症状により副腎皮質ホルモン剤の用量は適宜減量。関節リウマチ1回50mg,1日3回経口投与。症状により適宜増減。腎機能の程度により減量等考慮。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】骨髄機能抑制(2.19%)〔汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少,赤血球減少,ヘマトクリット値の低下等が発現。重篤な血液障害が認められた場合には投与中止。[8.1,9.1.1参照]〕【11.1.2】感染症(1.32%)〔肺炎,髄膜炎,敗血症,帯状疱疹等が発現。また,B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化が現れることがある。[8.2,9.1.2,9.1.3参照]〕【11.1.3】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常を伴う間質性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.4】急性腎障害(0.04%)〔投与中止。血液透析等を行う。[8.1,9.2.2参照]〕【11.1.5】肝機能障害,黄疸(1.74%)〔AST,ALT,ALPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が発現。[8.1参照]〕【11.1.6】消化管潰瘍,消化管出血,消化管穿孔(0.39%)【11.1.7】重篤な皮膚障害(皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)等)〔発熱,紅斑,掻痒感,眼充血,口内炎等が現れた場合には投与中止〕【11.1.8】膵炎【11.1.9】高血糖,糖尿病(0.11%)

投与期間制限

なし

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