基本情報
最終更新日時:2023年1月10日14時34分

警告

本剤は緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,本剤による治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得てから投与を開始する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

効能・効果

慢性骨髄性白血病。

用法・用量

1日1回500mg,食後経口投与。ただし初発の慢性期の慢性骨髄性白血病の場合,1回400mgとする。1日1回600mgまで増量可。状態により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】肝炎(0.5%),肝機能障害(32.2%)〔肝炎,AST,ALT,γ-GTP,ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害等が発現。[8.1参照]〕【11.1.2】重度の下痢(8.4%)【11.1.3】骨髄抑制(43.2%)〔血小板減少(33.9%),貧血(17.1%),白血球減少(8.8%),好中球減少(15.2%),顆粒球減少(0.2%)等が発現。[8.2参照]〕【11.1.4】体液貯留(5%)〔心嚢液貯留(1.6%),胸水(4.1%),肺水腫(0.1%),末梢性浮腫等が発現。急激な体重の増加,呼吸困難等の異常が認められた場合には投与中止。利尿剤を投与。[8.3参照]〕【11.1.5】ショック,アナフィラキシー〔アナフィラキシーを含む過敏症が発現〕【11.1.6】心障害(2.3%)〔QT間隔延長(0.5%),不整脈(0.1%),心筋梗塞(0.1%),心房細動(0.3%)等が発現。[8.5参照]〕【11.1.7】感染症(9.7%)〔鼻咽頭炎(2.1%),胃腸炎(1.4%),肺炎(1%),尿路感染(0.5%),敗血症(0.2%)等の感染症が発現。[8.6参照]〕【11.1.8】出血(2.7%)(脳出血,胃腸出血(0.1%),膣出血,眼出血(0.1%),口腔内出血(0.5%)等)〔[8.6参照]〕【11.1.9】膵炎(0.4%)【11.1.10】間質性肺疾患(0.1%)【11.1.11】腎不全(0.3%)〔[8.4参照]〕【11.1.12】肺高血圧症(0.2%)〔異常が認められた場合には投与中止するとともに,他の病因(胸水,肺水腫等)との鑑別診断を実施〕【11.1.13】腫瘍崩壊症候群(0.3%)〔投与中止。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤の投与,透析等)を行うとともに,症状が回復するまで患者の状態を十分に観察。[8.8参照]〕【11.1.14】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑(0.4%)

投与期間制限

なし

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