基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【1】消化性潰瘍(ただし,非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある者で,本剤の長期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている者には慎重投与)〔直接作用・プロスタグランジン生合成抑制により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させるおそれ〕【2】重篤な血液異常〔プロスタグランジン生合成抑制による血小板機能障害等の血液異常を悪化させるおそれ〕【3】重篤な肝障害〔肝機能の著しい低下により,本剤の代謝が十分に行われず,異常な体内分布を起こすおそれ。肝の代謝機能が過重となり,肝障害を悪化させるおそれ〕【4】重篤な腎障害〔本剤の排泄が十分に行われず,異常な体内分布を起こすおそれ。プロスタグランジン生合成抑制により腎機能が低下するため腎障害を悪化させるおそれ〕【5】重篤な心機能不全〔腎のプロスタグランジン生合成抑制により,浮腫・循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれ〕【6】本剤(成分)に過敏症の既往歴【7】アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)・その既往歴〔気管支拡張作用を低下させ喘息発作を誘発するおそれ〕【8】重篤な高血圧症〔腎のプロスタグランジン生合成抑制による水・ナトリウムの貯留により,浮腫・血圧上昇を起こすおそれ〕【9】本剤による下痢の既往歴〔本剤への耐薬性を失い,下痢を再発することが多い〕【10】妊娠末期の婦人

効能・効果

次の炎症・腫脹の緩解/手術後,外傷後。次の疾患の消炎・鎮痛・解熱/変形性関節症,腰痛症,症候性神経痛,他剤が無効な場合の頭痛,副鼻腔炎,月経痛,分娩後疼痛,歯痛。次の疾患の解熱・鎮痛/急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)。

用法・用量

初回500mg,その後6時間ごとに1回250mg,経口投与。急性上気道炎1回500mg,頓用。原則1日2回まで,1日最大1,500mg。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(胸内苦悶,冷汗,喉頭浮腫,呼吸困難,四肢しびれ感,低血圧,結膜充血等)が発現。直ちに投与中止〕【2】溶血性貧血,無顆粒球症〔自己免疫性溶血性貧血,無顆粒球症,顆粒球減少が発現。血液検査等を十分に行う。異常が認められた場合には直ちに投与中止。高齢者では長期投与した場合に自己免疫性溶血性貧血が発現〕【3】骨髄形成不全〔血液検査等を十分に行う。異常が認められた場合には直ちに投与中止〕【4】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔直ちに投与中止〕【5】急性腎障害,ネフローゼ症候群,間質性腎炎〔乏尿,血尿,尿蛋白,BUN上昇,血中クレアチニン上昇,高カリウム血症,低アルブミン血症等の検査所見が現れた場合には直ちに投与中止〕【6】消化性潰瘍,大腸炎〔消化性潰瘍,大腸炎,吐血,下血,血便等の消化管出血が発現。直ちに投与中止〕【7】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),ALP,γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現。投与中止〕

投与期間制限

なし

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