基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内〔[10.1参照]〕【2.3】高度の肝機能障害〔[9.3.1参照]〕【2.4】高度の腎機能障害〔[9.2.1,16.6.1参照]〕【2.5】コントロール不良の閉塞隅角緑内障〔症状が悪化するおそれ〕

併用禁忌

【10.1】MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩<エフピー>,ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>,サフィナミドメシル酸塩<エクフィナ>)〔[2.2参照]〕〔他の抗うつ剤で併用により発汗,不穏,全身痙攣,異常高熱,昏睡等の症状が現れたとの報告。MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には,少なくとも2週間の間隔をおき,また,本剤からMAO阻害剤に切り替えるときは5日間の間隔をおく/主にMAO阻害剤による神経外アミン総量の増加及び抗うつ剤によるモノアミン作動性神経終末におけるアミン再取り込み阻害による〕

効能・効果

うつ病・うつ状態。次の疾患に伴う疼痛/糖尿病性神経障害,線維筋痛症,慢性腰痛症,変形性関節症。

用法・用量

うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害に伴う疼痛1日1回40mg,朝食後経口投与。1日20mgより開始し,1週間以上の間隔をあけて1日20mgずつ増量。効果不十分な場合,1日60mgまで増量可。線維筋痛症・慢性腰痛症・変形性関節症に伴う疼痛1日1回60mg,朝食後経口投与。1日20mgより開始し,1週間以上の間隔をあけて1日20mgずつ増量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】セロトニン症候群〔不安,焦燥,興奮,錯乱,発汗,下痢,発熱,高血圧,固縮,頻脈,ミオクローヌス,自律神経不安定等が発現。セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため,特に注意。投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。[10.2参照]〕【11.1.2】悪性症候群〔発熱,無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,白血球数増加,血清CK(CPK)上昇等の異常が認められた場合には投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられ,急性腎障害に至ることがあるので注意〕【11.1.3】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量の増加,高張尿,痙攣,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が発現。投与中止。水分摂取の制限を行う。[9.8参照]〕【11.1.4】痙攣(0.1%未満),幻覚【11.1.5】肝機能障害(0.1%未満),肝炎,黄疸〔AST,ALT,γ-GTP,総ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害,肝炎,黄疸が発現。[8.5,9.3.2,16.6.2参照]〕【11.1.6】皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.7】アナフィラキシー反応〔呼吸困難,痙攣,血管浮腫,蕁麻疹等を伴うアナフィラキシー反応が発現〕【11.1.8】高血圧クリーゼ〔[8.6,9.1.2参照]〕【11.1.9】尿閉〔投与中止。導尿を実施する〕

投与期間制限

なし

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