基本情報
最終更新日時:2024年5月8日13時29分

警告

【1.1】本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する【1.2】間質性肺疾患が現れ,死亡に至った症例も報告されているので,初期症状(呼吸困難,咳嗽,発熱等)の確認及び胸部X線検査の実施等,患者の状態を十分に観察する。異常が認められた場合には,本剤の投与を中止し,必要に応じて,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施するとともに,適切な処置を行う〔[8.2,9.1.1,11.1.2参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

効能・効果

手術不能又は再発乳癌。

効能・効果に関連する使用上の注意

ホルモン受容体陽性,HER2陰性の患者を対象。

用法・用量

内分泌療法剤と併用。1日1回125mg,3週間連続,食後経口投与。その後1週間休薬。これを1サイクルとして繰り返す。状態により適宜減量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】骨髄抑制〔好中球減少(81.4%),白血球減少(46.9%),貧血(23.6%),血小板減少(20%),発熱性好中球減少症(1.4%)等が発現。[8.1参照]〕【11.1.2】間質性肺疾患(0.5%)〔投与中止。必要に応じて,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施。[1.2,8.2,9.1.1参照]〕

投与期間制限

なし

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