基本情報
最終更新日時:2024年7月5日12時38分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】次の薬剤を投与中:ピモジド,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,エルゴメトリンマレイン酸塩,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩,ミダゾラム,トリアゾラム,ルラシドン塩酸塩,バルデナフィル塩酸塩水和物,シルデナフィルクエン酸塩<レバチオ>,タダラフィル<アドシルカ>,ブロナンセリン,アゼルニジピン,アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル,リバーロキサバン,ロミタピドメシル酸塩,ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期),ボリコナゾール,グラゾプレビル水和物〔[10.1参照]〕【2.3】腎機能又は肝機能障害のある者で,コルヒチンを投与中〔[9.2.1,9.3.1,10.2参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ピモジド〔[2.2参照]〕〔不整脈のような重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象を起こすおそれ/本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により,併用薬の血中濃度が大幅に上昇することが予測される〕2)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,エルゴメトリンマレイン酸塩<エルゴメトリン>,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<パルタン>〔[2.2参照]〕〔血管攣縮などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象を起こすおそれ/本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により,これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される〕3)ミダゾラム<ドルミカム,ミダフレッサ>,トリアゾラム<ハルシオン>〔[2.2参照]〕〔過度の鎮静や呼吸抑制を起こすおそれ/本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により,これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される〕4)バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>,シルデナフィルクエン酸塩<レバチオ>,タダラフィル<アドシルカ>〔[2.2参照]〕〔低血圧などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象を起こすおそれ/本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により,これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される〕5)ブロナンセリン<ロナセン>,アゼルニジピン<カルブロック>,アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル<レザルタス配合錠>,リバーロキサバン<イグザレルト>,ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>,ルラシドン塩酸塩<ラツーダ>〔[2.2参照]〕〔これら薬剤の血中濃度上昇により,重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象を起こすおそれ/本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により,これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される〕6)ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)<ベネクレクスタ>〔[2.2参照]〕〔ベネトクラクスの再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期に本剤を併用した場合,腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれ/本剤がCYP3Aによるベネトクラクスの代謝を競合的に阻害する〕7)ボリコナゾール<ブイフェンド>〔[2.2参照]〕〔リトナビルとの併用で,ボリコナゾールの血中濃度が低下/リトナビルのチトクロームP450の誘導作用による〕8)グラゾプレビル水和物<グラジナ>〔[2.2参照]〕〔グラゾプレビルの血中濃度が上昇/ロピナビルのOATP1B阻害作用による〕

効能・効果

HIV感染症。

用法・用量

食事の有無にかかわらず投与可。ロピナビル・リトナビルとして成人1回400mg・100mg(2錠)を1日2回,又は1回800mg・200mg(4錠)を1日1回経口投与。体重40kg以上の小児には,ロピナビル・リトナビルとして1回400mg・100mg(2錠)を1日2回投与可。

用法・用量に関連する使用上の注意

(錠のみ)1日1回投与は薬剤耐性検査を実施した上でロピナビル由来の耐性変異数が2以下の場合に限る。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】高血糖,糖尿病〔高血糖,糖尿病及び糖尿病の悪化が発現。HIVプロテアーゼ阻害薬にて治療中の患者に糖尿病,糖尿病の悪化及び高血糖が現れたとの報告。一部の例ではインスリン又は経口糖尿病薬の投与開始や用量調節が必要となった。一部では糖尿病性ケトアシドーシスが発現。HIVプロテアーゼ阻害薬を中止した例の一部では,高血糖が持続。[8.2参照]〕【11.1.2】膵炎〔嘔気,嘔吐,腹痛等の臨床症状や血清リパーゼ,アミラーゼ,トリグリセリド等の検査値異常が現れた場合は膵炎を疑う。[8.3参照]〕【11.1.3】出血傾向〔出血事象が現れた場合には血液凝固因子を投与。[9.1.1参照]〕【11.1.4】肝機能障害,肝炎【11.1.5】徐脈性不整脈〔洞徐脈,洞停止,房室ブロックが発現〕【11.1.6】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑

投与期間制限

なし

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