基本情報
最終更新日時:2023年9月5日11時19分

禁忌

【2.1】閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.2】三環系抗うつ剤に過敏症【2.3】心筋梗塞の回復初期〔心筋に対しキニジン様作用を有する〕【2.4】MAO阻害剤を投与中又は投与2週間以内〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩<エフピー>,ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>,サフィナミドメシル酸塩<エクフィナ>)〔[2.4参照]〕〔臨床症状:発汗,不穏,全身痙攣,異常高熱,昏睡等の症状が現われるおそれ。なお,MAO阻害剤の投与を受けた者に本剤を投与する場合には,少なくとも2週間の間隔をおき,また本剤からMAO阻害剤に切り替えるときには,2~3日間の間隔をおくことが望ましい/詳細は不明。相加・相乗作用によると考えられる〕

効能・効果

精神科領域におけるうつ病・うつ状態。

用法・用量

初期量1日50~100mg,200mgまで漸増し,分割経口投与。まれに300mgまで増量することもある。年齢・症状により適宜減量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】Syndrome malin(悪性症候群)〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合は投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある〕【11.1.2】無顆粒球症〔前駆症状として発熱,咽頭痛,インフルエンザ様症状等が発現。[8.5参照]〕【11.1.3】麻痺性イレウス〔腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し,麻痺性イレウスに移行することがある。腸管麻痺が現れた場合には投与中止。なお,この悪心・嘔吐は,本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意〕【11.1.4】幻覚,せん妄(0.5%),精神錯乱

投与期間制限

なし

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