基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】肝機能が低下している者(急性肝炎,慢性肝炎の急性増悪,肝硬変,肝癌,黄疸)〔[9.3.1,9.3.2,16.6.2参照]〕【2.3】妊婦・妊娠の可能性,授乳婦〔[9.5,9.6参照]〕【2.4】シクロスポリンを投与中〔[10.1,16.7.2参照]〕

併用禁忌

【10.1】シクロスポリン<サンディミュン,ネオーラル等>〔[2.4,16.7.2参照]〕〔シクロスポリンを投与されている心臓移植患者に併用した時,シクロスポリンの血中濃度に影響はなかったが,本剤のAUC0-24hが健康成人に単独で反復投与した時に比べて約7倍上昇したとの報告/シクロスポリンがOATP1B1及びBCRP等の機能を阻害〕

効能・効果

高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症。

用法・用量

1日1回2.5mgより開始。早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合,5mgより開始可。年齢・症状により適宜増減。開始後又は増量後,4週以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には,10mgまで漸増可。10mgでもLDL-コレステロール値の低下が不十分な家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り,さらに増量可。1日最大20mg。

用法・用量に関連する使用上の注意

クレアチニンクリアランスが30mL/分/1.73m2未満の患者に投与する場合,2.5mgより開始,1日最大5mg。20mg投与時は開始後12週までの間は原則月に1回,それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行うなど,観察を十分に行う。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】横紋筋融解症(0.1%未満)〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が発現。急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがある。直ちに投与中止〕【11.1.2】ミオパチー〔広範な筋肉痛,高度な脱力感や著明なCKの上昇が現れた場合には投与中止〕【11.1.3】免疫介在性壊死性ミオパチー〔近位筋脱力,CK高値,炎症を伴わない筋線維の壊死,抗HMG-CoA還元酵素(HMGCR)抗体陽性等を特徴とする免疫介在性壊死性ミオパチーが発現。投与中止後も持続する例が報告。なお,免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報告例がある〕【11.1.4】重症筋無力症〔重症筋無力症(眼筋型,全身型)が発症又は悪化。[9.1.2参照]〕【11.1.5】肝炎(0.1%未満),肝機能障害(1%未満),黄疸〔肝炎,AST,ALTの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.3参照]〕【11.1.6】血小板減少(0.1%未満)〔[8.4参照]〕【11.1.7】過敏症状(0.1%未満)〔血管浮腫を含む過敏症状が発現〕【11.1.8】間質性肺炎(0.1%未満)〔長期投与であっても,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.9】末梢神経障害(0.1%未満)〔四肢の感覚鈍麻,しびれ感等の感覚障害,疼痛,あるいは筋力低下等の末梢神経障害が発現〕【11.1.10】多形紅斑

投与期間制限

なし

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