基本情報
最終更新日時:2024年10月3日14時56分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】トリアゾラム,ミダゾラム,ピモジド,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリン,バルデナフィル,ブロナンセリン,シルデナフィル<レバチオ>,タダラフィル<アドシルカ>,アゼルニジピン,アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル,ルラシドン,フィネレノン,リバーロキサバンを投与中〔[10.1参照]〕【2.3】腎機能あるいは肝機能障害患者で,コルヒチンを投与中〔[9.2.1,9.3.1,10.2参照]〕【2.4】低出生体重児,新生児,乳児,3歳未満の幼児〔[9.7.1,15.2.2参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)トリアゾラム<ハルシオン>,ミダゾラム<ドルミカム,ミダフレッサ,ブコラム>〔[2.2参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度上昇により過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こるおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕2)ピモジド〔[2.2参照]〕〔ピモジドの血中濃度上昇により,不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こるおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕3)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>,ジヒドロエルゴタミン<ジヒデルゴット>,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリン<パルタンM>〔[2.2参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度上昇により,末梢血管痙縮,虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こるおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕4)バルデナフィル<レビトラ>〔[2.2参照]〕〔バルデナフィルの血中濃度が上昇し,半減期が延長するおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕5)ブロナンセリン<ロナセン>〔[2.2参照]〕〔ブロナンセリンの血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕6)シルデナフィル<レバチオ>,タダラフィル<アドシルカ>〔[2.2参照]〕〔これら薬剤の血中濃度を上昇させるおそれ(シルデナフィルとリトナビルとの併用により,シルデナフィルのCmax及びAUCがそれぞれ3.9倍及び10.5倍に増加したとの報告)/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕7)アゼルニジピン<カルブロック>,アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル<レザルタス配合錠>〔[2.2参照]〕〔アゼルニジピンの血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕8)ルラシドン<ラツーダ>〔[2.2参照]〕〔ルラシドンの血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕9)フィネレノン<ケレンディア>〔[2.2参照]〕〔フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される〕10)リバーロキサバン<イグザレルト>〔[2.2参照]〕〔リバーロキサバンの血中濃度が上昇し,抗凝固作用が増強されることにより,出血の危険性が増大するおそれ/本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用又はP-糖蛋白阻害作用により,リバーロキサバンの血中濃度が上昇〕

効能・効果

HIV感染症。

効能・効果に関連する使用上の注意

抗HIV薬の治療経験があり,少なくとも1つのダルナビル耐性関連変異を持つHIV感染患者に使用。

用法・用量

1回600mg,リトナビル1回100mg,1日2回食事中又は食直後併用投与。必ず他の抗HIV薬と併用。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満),多形紅斑(0.1%未満),急性汎発性発疹性膿疱症〔重度の発疹が現れた場合は直ちに投与中止〕【11.1.2】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.7参照]〕【11.1.3】急性膵炎(0.5%)

投与期間制限

なし

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