基本情報
最終更新日時:2024年9月4日13時42分

警告

【1.1】本剤の有効成分の1つであるジドブジンにより,骨髄抑制が現れるので,頻回に血液学的検査を行うなど,患者の状態を十分に観察する〔[8.2,11.1.1参照]〕【1.2】B型慢性肝炎を合併している患者では,ラミブジンの投与中止により,B型慢性肝炎が再燃するおそれがあるので,本剤の投与を中断する場合には十分注意する。特に非代償性の場合,重症化するおそれがあるので注意する〔[9.1.6参照]〕

禁忌

【2.1】好中球数750/mm3未満又はヘモグロビン値が7.5g/dL未満の減少(ただし原疾患であるHIV感染症に起因し,本剤又は他の抗HIV薬による治療経験が無いものを除く)〔[7.2,9.1.1参照]〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.3】イブプロフェンを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】イブプロフェン<ブルフェン>〔[2.3参照]〕〔ジドブジンと併用投与した場合,血友病において出血傾向が増強するおそれ/機序不明〕

効能・効果

HIV感染症。

効能・効果に関連する使用上の注意

【1】使用にあたっては,CD4リンパ球数及び血漿中HIV RNA量を確認。【2】次の患者には個別のジドブジン又はラミブジン製剤を使用/腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)を有する患者,体重30kg未満の小児,肝硬変等の重篤な肝疾患を有する患者。

用法・用量

1回1錠,1日2回経口投与。

用法・用量に関連する使用上の注意

他の抗HIV薬と併用。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】重篤な血液障害〔再生不良性貧血,赤芽球癆,汎血球減少(0.4%),貧血(12%),白血球減少(3.2%),好中球減少(0.2%),血小板減少(0.4%)。[1.1,8.2,8.3参照]〕【11.1.2】乳酸アシドーシス(0.2%),脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)(0.2%)〔乳酸アシドーシス又は肝毒性が疑われる臨床症状や検査値異常が認められた場合には投与一時中止。特に,肝疾患の危険因子を有する患者においては注意。本剤を含むNRTIの単独投与又はこれらの併用療法により,重篤な乳酸アシドーシス(全身倦怠,食欲不振,急な体重減少,胃腸障害,呼吸困難,頻呼吸等)及び肝毒性(脂肪沈着による重度の肝腫大,脂肪肝を含む)が,女性に多く報告。[8.3参照]〕【11.1.3】膵炎(0.4%)〔血清アミラーゼ,血清リパーゼ,トリグリセリド等の検査値の上昇がみられた場合には直ちに投与中止。また,重度の腹痛,悪心・嘔吐等の症状がみられた場合にも直ちに投与中止。生化学的検査(血清アミラーゼ,血清リパーゼ,トリグリセリド等)及び画像診断を十分に行う。[8.6,9.1.5参照]〕【11.1.4】横紋筋融解症〔[8.3参照]〕【11.1.5】ニューロパシー(0.4%),錯乱,痙攣,てんかん様発作〔[8.3参照]〕【11.1.6】心不全〔[8.3参照]〕

投与期間制限

なし

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