基本情報
最終更新日時:2023年9月5日11時19分

禁忌

【2.1】消化性潰瘍〔プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により,消化性潰瘍を悪化させるおそれ。[9.1.1,11.1.3参照]〕【2.2】重篤な血液の異常〔血液の異常を更に悪化させるおそれ。[9.1.3,11.1.2参照]〕【2.3】重篤な肝障害〔[9.3.1,11.1.7参照]〕【2.4】重篤な腎障害〔[9.2.1,11.1.5参照]〕【2.5】重篤な心機能不全〔心機能不全を更に悪化させるおそれ。[9.1.5参照]〕【2.6】重篤な高血圧症〔[9.1.6参照]〕【2.7】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.8】アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴〔喘息発作を誘発させるおそれ。[9.1.7,11.1.8参照]〕【2.9】ジドブジンを投与中〔[10.1参照]〕【2.10】妊娠後期〔[9.5.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】ジドブジン<レトロビル>〔[2.9参照]〕〔血友病患者において出血傾向が増強したとの報告がある/機序不明〕

効能・効果

次の疾患・症状の消炎・鎮痛/関節リウマチ,関節痛,関節炎,神経痛,神経炎,背腰痛,頸腕症候群,子宮付属器炎,月経困難症,紅斑(結節性紅斑,多形滲出性紅斑,遠心性環状紅斑),手術後,外傷後。急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛。

用法・用量

1日成人600mg,5~7歳200~300mg,8~10歳300~400mg,11~15歳400~600mg,3回分割経口投与。急性上気道炎成人1回200mg,頓用。原則として1日2回まで,1日最大600mg。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔胸内苦悶,悪寒,冷汗,呼吸困難,四肢しびれ感,血圧低下,血管浮腫,蕁麻疹等が現れた場合には投与中止〕【11.1.2】再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,血小板減少〔[2.2,9.1.3参照]〕【11.1.3】消化性潰瘍,胃腸出血,潰瘍性大腸炎〔[2.1,9.1.1,9.1.2,10.2参照]〕【11.1.4】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.5】急性腎障害,間質性腎炎,ネフローゼ症候群〔乏尿,血尿,尿蛋白,BUN・血中クレアチニン上昇,高カリウム血症,低アルブミン血症等の異常が認められた場合には投与中止。[2.4,9.2.1,9.2.2,10.2参照]〕【11.1.6】無菌性髄膜炎〔項部硬直,発熱,頭痛,嘔気・嘔吐あるいは意識混濁等が現れた場合には投与中止。特にSLE又はMCTDの患者に発現しやすい。[9.1.9,9.1.10参照]〕【11.1.7】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,肝機能障害(黄疸,AST上昇,ALT上昇,γ-GTP上昇等)が発現。[2.3,9.3.1,9.3.2参照]〕【11.1.8】喘息発作〔喘鳴,呼吸困難等の症状が現れた場合には投与中止。[2.8,9.1.7参照]〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。