基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

警告

前兆のない突発的睡眠及び傾眠等がみられることがあり,また突発的睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されているので,患者に本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し,本剤服用中には,自動車の運転,機械の操作,高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意する〔[8.1,11.1.1参照]〕

禁忌

【2.1】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

パーキンソン病。中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)。

用法・用量

パーキンソン病1日0.25mgからはじめ,2週目に1日0.5mgとし,以後経過をみながら1週間ごとに1日0.5mgずつ増量し,維持量(標準1日1.5~4.5mg)を定める。1日量が1.5mg未満の場合は2回分割朝夕食後,1.5mg以上の場合は3回分割毎食後経口投与。年齢・症状により適宜増減。1日4.5mgまで。特発性レストレスレッグス症候群1日1回0.25mg,就寝2~3時間前経口投与。1日0.125mgより開始,症状に応じ1日0.75mgを超えない範囲で適宜増減。増量は1週間以上の間隔をあける。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】突発的睡眠(0.1~5%未満)〔前兆のない突発的睡眠が発現。[1.,8.1参照]〕【11.1.2】幻覚(15.4%),妄想(0.1~5%未満),せん妄(0.1~5%未満),激越(0.1~5%未満),錯乱〔幻覚(主に幻視),妄想,せん妄,激越,錯乱が発現。減量又は投与中止するとともに,必要に応じて抗精神病薬を使用。[7.1,9.1.1参照]〕【11.1.3】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量の増加,高張尿,痙攣,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が発現。投与中止。水分摂取の制限等を行う〕【11.1.4】悪性症候群〔パーキンソン病患者において,本剤の急激な減量又は中止により,悪性症候群が発現。発熱,意識障害,無動無言,高度の筋硬直,不随意運動,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,血清CKの上昇等が現れた場合には悪性症候群の症状である可能性があるため,再投与後,漸減し,体冷却,水分補給等を行う。[8.4参照]〕【11.1.5】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が発現。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.6】肝機能障害〔AST,ALT,LDH,γ-GTP,総ビリルビン上昇等の肝機能障害が発現〕

投与期間制限

なし

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