基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・麦角アルカロイドに過敏症の既往歴【2.2】妊娠高血圧症候群〔産褥期における痙攣,脳血管障害,心臓発作,高血圧が発現するリスクが高い。[2.3,11.1.8参照]〕【2.3】産褥期高血圧〔[2.2,11.1.8参照]〕【2.4】心エコー検査により,心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された者及びその既往歴〔症状を悪化させるおそれ。[11.1.4参照]〕

効能・効果

末端肥大症,下垂体性巨人症,乳汁漏出症,産褥性乳汁分泌抑制,高プロラクチン血性排卵障害,外科的処置の不必要な高プロラクチン血性下垂体腺腫,パーキンソン症候群。

用法・用量

末端肥大症,下垂体性巨人症1日2.5~7.5mg,2~3回分割食直後経口投与。乳汁漏出症,産褥性乳汁分泌抑制,高プロラクチン血性排卵障害,高プロラクチン血性下垂体腺腫1日1回2.5mg,夕食直後経口投与。効果をみながら1日5.0~7.5mgまで漸増し,2~3回分割食直後経口投与。パーキンソン症候群初期量1日1回1.25又は2.5mg,朝食直後経口投与。1~2週ごとに1日量として2.5mgずつ増量し,維持量(標準1日15.0~22.5mg)とする。1日量5.0mgの場合は朝食及び夕食直後,7.5mg以上の場合は毎食直後に分割投与。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,急激な血圧低下,起立性低血圧〔急激な血圧低下,起立性低血圧により悪心・嘔吐,顔面蒼白,冷汗,失神等のショック症状を起した場合には投与中止。昇圧等を行う。[8.1参照]〕【11.1.2】悪性症候群〔発熱,意識障害,無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,血清CKの上昇等が発現。投与開始初期の場合は中止。また,継続投与中の用量変更・中止時の場合は一旦もとの投与量に戻した後慎重に漸減。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。[8.4参照]〕【11.1.3】胸膜炎,心膜炎,胸膜線維症,肺線維症〔胸水,心膜液,胸膜炎,心膜炎,胸膜線維症,肺線維症が発現。胸痛,呼吸器症状等が現れた場合には,速やかに胸部X線検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。特に,高用量を長期間投与した患者では発現リスクが増大するおそれがある〕【11.1.4】心臓弁膜症〔心雑音の発現又は増悪等が現れた場合には,速やかに胸部X線検査,心エコー検査等を実施。心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が認められた場合には投与中止。特に,高用量を長期間投与した患者では発現リスクが増大するおそれがある。[2.4参照]〕【11.1.5】後腹膜線維症〔背部痛,下肢浮腫,腎機能障害等が現れた場合には投与中止。特に,高用量を長期間投与した患者では発現リスクが増大するおそれがある〕【11.1.6】幻覚・妄想,せん妄,錯乱【11.1.7】胃腸出血,胃・十二指腸潰瘍〔[9.1.3参照]〕【11.1.8】痙攣,脳血管障害,心臓発作,高血圧〔[2.2,2.3,9.1.6参照]〕【11.1.9】突発的睡眠〔前兆のない突発的睡眠が発現。[8.1参照]〕

投与期間制限

なし

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