基本情報
最終更新日時:2023年9月4日11時59分

警告

B型慢性肝炎を合併している患者では,本剤の投与中止により,B型慢性肝炎が再燃するおそれがあるので,本剤の投与を中断する場合には十分注意する。特に非代償性の場合,重症化するおそれがあるので注意する〔[9.1.1参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】テラプレビルを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】テラプレビル<テラビック>〔[2.2参照]〕〔テノホビル アラフェナミドの抗HIV-1活性が低下するため,本剤の効果が減弱するおそれ/テラプレビルのカテプシンA活性阻害作用によるため〕

効能・効果

HIV-1感染症。

用法・用量

必ず他の抗HIV薬と併用。成人・12歳以上で体重35kg以上の小児に次のとおり投与。〔リトナビル又はコビシスタットと併用〕本剤を1日1回1錠,経口投与。〔リトナビル又はコビシスタットと併用しない場合〕配合錠HTを1日1回1錠,経口投与。

用法・用量に関連する使用上の注意

投与後クレアチニンクリアランス30mL/分未満に低下した場合は中止を考慮。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】腎不全又は重度の腎機能障害(1%未満)〔腎機能不全,腎不全,急性腎障害,近位腎尿細管機能障害,ファンコニー症候群,急性腎尿細管壊死,腎性尿崩症又は腎炎等の重度の腎機能障害が発現。臨床検査値に異常が認められた場合には投与中止。特に腎機能障害の既往がある患者や腎毒性のある薬剤が投与されている患者では注意。[7.3,8.4,9.1.2,9.2.1,10.2,16.6.1参照]〕【11.1.2】乳酸アシドーシス及び脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)〔乳酸アシドーシス又は肝細胞毒性が疑われる臨床症状又は検査値異常(アミノトランスフェラーゼの急激な上昇等)が認められた場合には投与を一時中止。特に肝疾患の危険因子を有する患者においては注意。エムトリシタビン又はテノホビルを含む核酸系逆転写酵素阻害薬の単独投与又はこれらの併用療法により,重篤な乳酸アシドーシス及び脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)が,女性に多く報告〕

投与期間制限

なし

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