基本情報
最終更新日時:2024年11月7日16時59分

禁忌

【2.1】消化性潰瘍〔プロスタグランジン生合成抑制により,胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化するおそれ。[9.1.2参照]〕【2.2】重篤な血液の異常〔血小板機能障害を起こし,悪化するおそれ。[9.1.3参照]〕【2.3】重篤な肝機能障害〔[9.3.1参照]〕【2.4】重篤な腎機能障害〔[9.2.1参照]〕【2.5】重篤な心機能不全〔[9.1.4参照]〕【2.6】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.7】アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)・その既往歴〔アスピリン喘息発作を誘発するおそれ。[9.1.5参照]〕【2.8】妊娠後期〔[9.5.1参照]〕

効能・効果

次の疾患・症状の消炎・鎮痛/関節リウマチ,変形性関節症,腰痛症,肩関節周囲炎,頸肩腕症候群,歯痛,手術後,外傷後,抜歯後。次の疾患の解熱・鎮痛/急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)。

用法・用量

1回60mg,1日3回経口投与。頓用1回60~120mg,経口投与。急性上気道炎1回60mg,頓用。原則として1日2回まで,1日最大180mg。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(血圧低下,蕁麻疹,喉頭浮腫,呼吸困難等)が発現〕【11.1.2】無顆粒球症,白血球減少,溶血性貧血,再生不良性貧血,血小板減少〔[8.3参照]〕【11.1.3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症【11.1.4】急性腎障害,ネフローゼ症候群,間質性腎炎〔急性腎障害に伴い高カリウム血症が現れることがあるので,特に注意〕【11.1.5】うっ血性心不全【11.1.6】心筋梗塞,脳血管障害〔心筋梗塞,脳血管障害等の心血管系血栓塞栓性事象が発現〕【11.1.7】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎が発現。直ちに投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】消化性潰瘍,消化管出血〔重篤な消化性潰瘍又は小腸,大腸からの吐血,下血,血便等の消化管出血が出現し,それに伴うショックが現れることがある。直ちに投与中止〕【11.1.9】消化管穿孔〔心窩部痛,腹痛等の症状が認められた場合には直ちに投与中止〕【11.1.10】小腸・大腸の狭窄・閉塞〔小腸・大腸の潰瘍に伴い,狭窄・閉塞が発現。悪心・嘔吐,腹痛,腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与中止〕【11.1.11】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔肝機能障害(黄疸,AST上昇,ALT上昇,γ-GTP上昇等),劇症肝炎が発現〕【11.1.12】喘息発作〔喘息発作等の急性呼吸障害が発現〕【11.1.13】無菌性髄膜炎〔無菌性髄膜炎(発熱,頭痛,悪心・嘔吐,項部硬直,意識混濁等)が発現。特にSLEや混合性結合組織病の患者に発現しやすい〕【11.1.14】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕

投与期間制限

なし

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