基本情報
最終更新日時:2024年12月10日11時37分

禁忌

<効能共通>【2.1】本剤(成分)・アミド型局所麻酔薬に過敏症の既往歴 <硬膜外麻酔>【2.2】大量出血やショック状態〔過度の血圧低下が起こるおそれ〕【2.3】注射部位又はその周辺に炎症〔化膿性髄膜炎症状を起こすおそれ〕【2.4】敗血症〔敗血症性の髄膜炎を生じるおそれ〕

効能・効果

硬膜外麻酔,伝達麻酔,浸潤麻酔,上肢手術における静脈内区域麻酔。

用法・用量

硬膜外麻酔25~150mg(5~30mL),交感神経遮断には25~100mg(5~20mL)。伝達麻酔15~200mg(3~40mL),指趾神経遮断には15~50mg(3~10mL),肋間神経遮断には25mg(5mL)まで。浸潤麻酔10~200mg(2~40mL)。静脈内区域麻酔200mg(40mL)まで。以上,基準最高用量1回200mg。年齢・麻酔領域・部位・組織・症状・体質により適宜増減。

重大な副作用・国内1

I効能共通:【11.1.1】ショック〔徐脈,不整脈,血圧低下,呼吸抑制,チアノーゼ,意識障害等を生じ,まれに心停止を来すことがある。また,まれにアナフィラキシーショックを起こしたとの報告〕【11.1.2】意識障害,振戦,痙攣〔意識障害,振戦,痙攣等の中毒症状が発現。直ちに投与中止。[13.参照]〕 II硬膜外麻酔・伝達麻酔・浸潤麻酔:【11.1.3】異常感覚,知覚・運動障害〔注射針又はカテーテルの留置時に神経(神経幹,神経根)に触れることにより一過性の異常感覚が発現。また,神経が注射針や薬剤あるいは虚血によって障害を受けると,まれに持続的な異常感覚,疼痛,知覚障害,運動障害,硬膜外麻酔では膀胱直腸障害等の神経学的疾患が発現〕【11.1.4】悪性高熱〔まれに原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動,急激な体温上昇,筋強直,血液の暗赤色化(チアノーゼ),過呼吸,発汗,アシドーシス,高カリウム血症,ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱が発現。本剤を投与中,悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は直ちに投与中止。ダントロレンナトリウムの静注,全身冷却,純酸素による過換気,酸塩基平衡の是正等を行う。また,本症は腎不全を続発することがあるので,尿量の維持を図る〕

投与期間制限

なし

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