基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後14日間以内〔[10.1,11.1.1参照]〕【2.3】ピモジドを投与中〔[10.1,11.1.8参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩<エフピー>,ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>,サフィナミドメシル酸塩<エクフィナ>)〔[2.2,11.1.1参照]〕〔発汗,不穏,全身痙攣,異常高熱,昏睡等の症状が現れるおそれ。なお,MAO阻害剤の投与を受けた者に本剤を投与する場合,また本剤投与後にMAO阻害剤を投与する場合には14日間以上の間隔をおく/セロトニンの分解が阻害され,脳内セロトニン濃度が高まる〕2)ピモジド<オーラップ>〔[2.3,11.1.8参照]〕〔ピモジドのAUC及びCmaxがそれぞれ1.4倍増加。ピモジドはQT延長を引き起こすおそれ/機序不明〕

効能・効果

うつ病・うつ状態,パニック障害,外傷後ストレス障害。

用法・用量

初期量1日25mg,1日100mgまで漸増,1日1回経口投与。年齢・症状により1日100mgを超えない範囲で適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】セロトニン症候群〔不安,焦燥,興奮,錯乱,発汗,下痢,発熱,高血圧,固縮,頻脈,ミオクロヌス,自律神経不安定等が発現。投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。[2.2,10.1,10.2参照]〕【11.1.2】悪性症候群〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合がある。抗精神病剤との併用時に現れることが多いため,特に注意。異常が認められた場合には,抗精神病剤及び本剤の投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発現時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある〕【11.1.3】痙攣,昏睡〔[9.1.5参照]〕【11.1.4】肝機能障害〔肝不全,肝炎,黄疸が発現。必要に応じて肝機能検査を行う。異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.5】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量の増加,高張尿,痙攣,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群が発現。投与中止。水分摂取の制限を行う〕【11.1.6】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】アナフィラキシー〔アナフィラキシー(呼吸困難,喘鳴,血管浮腫等)が発現〕【11.1.8】QT延長,心室頻拍(torsade de pointesを含む)〔[2.3,9.1.6,10.1,10.2参照]〕【11.1.9】血小板減少〔[8.7参照]〕

投与期間制限

なし

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