パロキセチン塩酸塩水和物徐放錠
英語:paroxetine hydrochloride hydrate
パキシルCR錠6.25mg / 22.2円
6.25mg1錠
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海外で実施した7~18歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照試験において有効性が確認できなかったとの報告,また,自殺に関するリスクが増加するとの報告もあるので,本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討する〔[5.,8.4,9.1.2,9.7.2,15.1.1参照]〕
【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内〔[10.1,11.1.1参照]〕【2.3】ピモジドを投与中〔[10.1参照]〕
【10.1】1)MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩<エフピー>,ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>,サフィナミドメシル酸塩<エクフィナ>)〔[2.2,11.1.1参照]〕〔セロトニン症候群が現れることがある。MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内には投与しない。また,本剤の投与中止後2週間以内にMAO阻害剤の投与を開始しない/脳内セロトニン濃度が高まる〕2)ピモジド〔[2.3参照]〕〔QT延長,心室性不整脈(torsade de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用が現れるおそれ/ピモジド(2mg)との併用により,ピモジドの血中濃度が上昇。本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害〕
うつ病・うつ状態。
1日1回,初期量として12.5mg,夕食後経口投与。その後1週間以上かけて1日25mgに増量。年齢・症状により1日50mgまでの範囲で適宜増減。いずれも1日1回夕食後。増量は1週間以上の間隔をあけて1日12.5mgずつ行う。
【11.1.1】セロトニン症候群〔不安,焦燥,興奮,錯乱,幻覚,反射亢進,ミオクロヌス,発汗,戦慄,頻脈,振戦等が発現。セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため特に注意。投与中止。水分補給等の全身管理を行う。[2.2,10.1,10.2参照]〕【11.1.2】悪性症候群〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現。それに引き続き発熱がみられる場合がある。抗精神病剤との併用時に現れることが多いため特に注意。異常が認められた場合には,抗精神病剤及び本剤の投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発現時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。[10.2参照]〕【11.1.3】幻覚(0.6%),錯乱,せん妄,痙攣【11.1.4】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑【11.1.5】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔主に高齢者において,低ナトリウム血症,痙攣等の発現が報告。投与中止。水分摂取の制限等を行う。[9.8参照]〕【11.1.6】重篤な肝機能障害〔肝不全,肝壊死,肝炎,黄疸等が発現。必要に応じて肝機能検査を行い,異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.7】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.8】汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少〔血液検査等の観察を十分に行う。投与中止〕【11.1.9】アナフィラキシー〔アナフィラキシー(発疹,血管性浮腫,呼吸困難等)が発現〕
なし