生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避ける。ラットで,精嚢,前立腺及び子宮の重量低値あるいは萎縮等の生殖器系への影響が認められ,高用量では発情休止期の延長,黄体数の減少に伴う着床数及び生存胎児数の減少が認められている〔[9.4参照]〕
【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】重篤な心疾患〔心拍数増加等が報告されており,症状が悪化するおそれ〕【2.3】妊婦・妊娠している可能性〔[9.5参照]〕【2.4】授乳婦〔[9.6参照]〕【2.5】重度の肝機能障害患者(Child-Pughスコア10以上)〔[9.3.1参照]〕【2.6】フレカイニド酢酸塩,プロパフェノン塩酸塩を投与中〔[10.1参照]〕
【10.1】フレカイニド酢酸塩<タンボコール>,プロパフェノン塩酸塩<プロノン>〔[2.6参照]〕〔QT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等を起こすおそれ/ともに催不整脈作用があり,また本剤のCYP2D6阻害作用により,これらの薬剤の血中濃度が上昇〕
過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿及び切迫性尿失禁。
1日1回50mg,食後経口投与。
中等度の肝機能障害患者(Child-Pughスコア7~9)・重度の腎機能障害患者(eGFR15~29mL/分/1.73m2):1日1回25mgから開始。
【11.1.1】尿閉〔[8.1参照]〕【11.1.2】高血圧〔収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った例も報告。[8.3参照]〕
なし