基本情報
最終更新日時:2024年5月8日12時9分

禁忌

【2.1】尿閉〔抗コリン作用により排尿時の膀胱収縮が抑制され,症状が悪化するおそれ。[11.1.1参照]〕【2.2】眼圧が調節できない閉塞隅角緑内障〔眼圧の上昇を招き,症状が悪化するおそれ〕【2.3】幽門,十二指腸又は腸管が閉塞している者,麻痺性イレウス〔抗コリン作用により胃腸の平滑筋の収縮及び運動が抑制され,症状が悪化するおそれ〕【2.4】胃アトニー・腸アトニー〔抗コリン作用により消化管運動が低下するため症状が悪化するおそれ〕【2.5】重症筋無力症〔抗コリン作用により筋緊張の低下がみられ症状が悪化するおそれ〕【2.6】重度の肝障害(Child-Pugh分類C)〔[9.3.1参照]〕【2.7】重篤な心疾患〔抗コリン作用により,症状を悪化させるおそれ〕【2.8】本剤(成分)・酒石酸トルテロジンに過敏症の既往歴

効能・効果

過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿及び切迫性尿失禁。神経因性膀胱における排尿管理。

用法・用量

過活動膀胱成人1日1回4mg,経口投与。症状に応じ1日1回8mgまで増量可。神経因性膀胱体重25kg超の小児,1日1回4mg,経口投与から開始。開始から1週間後以降に,状態に応じ1日1回8mgまで増量可。

用法・用量に関連する使用上の注意

重度の腎障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/分未満),中等度の肝障害患者(Child-Pugh分類B),強力なチトクロムP450(CYP)3A4阻害薬投与中の患者は1日量4mgとし,8mgへの増量は行わない。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】尿閉(2%)〔[2.1,9.1.1参照]〕【11.1.2】血管浮腫〔顔面浮腫,口唇腫脹,舌腫脹,喉頭浮腫,咽頭腫脹,咽頭浮腫が発現〕【11.1.3】QT延長,心室性頻拍,房室ブロック,徐脈

投与期間制限

なし

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