基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

効能・効果

血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析)。汎発性血管内血液凝固症(DIC)。

用法・用量

〔血液体外循環時の灌流血液凝固防止〕直接又は生理食塩液に希釈して投与。出血性病変又は出血傾向を有しない患者体外循環開始時,15~20国際単位/kgを回路内に単回投与。体外循環開始後は7.5~10国際単位/kg/時を抗凝固薬注入ラインより持続注入。出血性病変又は出血傾向を有する患者体外循環開始時,10~15国際単位/kgを回路内に単回投与。体外循環開始後は7.5国際単位/kg/時を抗凝固薬注入ラインより持続注入。〔汎発性血管内血液凝固症〕1日75国際単位/kg,24時間かけて持続静注。症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック・アナフィラキシー〔呼吸困難,浮腫等を伴うアナフィラキシーが発現。投与中止。血圧の維持,体液の補充管理,気道の確保を行う〕【11.1.2】出血(0.85%)(頭蓋内出血(0.08%),消化管出血(0.27%),後腹膜出血等)〔[8.2参照]〕【11.1.3】血小板減少(0.01%)〔血小板数を測定し,著明な減少が認められた場合には投与中止〕【11.1.4】血栓症〔著明な血小板減少とそれに伴う血栓症の発現が報告。ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の場合は,著明な血小板減少と脳梗塞,肺塞栓症,深部静脈血栓症等の血栓症やシャント閉塞,回路内閉塞を伴う。本剤投与後は血小板数を測定し,著明な減少や血栓症を疑わせる異常が認められた場合には投与中止〕

投与期間制限

なし

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