基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【1】本剤(成分)・ヒダントイン系化合物に過敏症【2】タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),アスナプレビル,ダクラタスビル,マシテンタン,エルバスビル,グラゾプレビル,チカグレロル,アルテメテル・ルメファントリン,ダルナビル・コビシスタット,ドラビリン,ルラシドン,リルピビリン,リルピビリン・テノホビル ジソプロキシル・エムトリシタビン,リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン,ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル,ソホスブビル・ベルパタスビル,ソホスブビル,レジパスビル・ソホスブビル,ドルテグラビル・リルピビリンを投与中

併用禁忌

【1】タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)〈アドシルカ〉,アスナプレビル〈スンベプラ〉,ダクラタスビル〈ダクルインザ〉,マシテンタン〈オプスミット〉,エルバスビル〈エレルサ〉,グラゾプレビル〈グラジナ〉,チカグレロル〈ブリリンタ〉,アルテメテル・ルメファントリン〈リアメット配合錠〉,ダルナビル・コビシスタット〈プレジコビックス配合錠〉,ドラビリン〈ピフェルトロ〉,ルラシドン〈ラツーダ〉〔これらの薬剤の代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕【2】リルピビリン〈エジュラント〉,リルピビリン・テノホビル ジソプロキシル・エムトリシタビン〈コムプレラ配合錠〉〔リルピビリンの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕【3】リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン〈オデフシィ配合錠〉〔リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕【4】ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド〈ビクタルビ配合錠〉〔ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕【5】ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド〈シムツーザ配合錠〉〔ダルナビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕【6】エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド〈ゲンボイヤ配合錠〉〔エルビテグラビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕【7】エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル〈スタリビルド配合錠〉〔エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕【8】ソホスブビル・ベルパタスビル〈エプクルーサ配合錠〉〔ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕【9】ソホスブビル〈ソバルディ〉,レジパスビル・ソホスブビル〈ハーボニー配合錠〉〔これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれ/本剤のP糖蛋白誘導作用による〕【10】ドルテグラビル・リルピビリン〈ジャルカ配合錠〉〔ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による〕

効能・効果

てんかんのけいれん発作(強直間代発作〈全般けいれん発作,大発作〉,焦点発作〈ジャクソン型発作を含む〉)。自律神経発作。精神運動発作。

用法・用量

1日成人200~300mg,学童100~300mg,幼児50~200mg,乳児20~100mg,毎食後3回分割経口投与。症状・耐薬性により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【1】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔発熱,紅斑,水疱・びらん,掻痒感,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【2】過敏症症候群〔初期症状として,発疹,発熱がみられ,更にリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【3】SLE様症状〔SLE様症状(発熱,紅斑,関節痛,肺炎,白血球減少,血小板減少,抗核抗体陽性等)が発現。投与中止〕【4】再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,単球性白血病,血小板減少,溶血性貧血,赤芽球癆〔減量又は投与中止〕【5】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,著しいAST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う重篤な肝機能障害,黄疸が発現。投与中止〕【6】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎(肺臓炎)が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【7】悪性リンパ腫,リンパ節腫脹〔減量〕【8】小脳萎縮〔長期投与例で発現。持続した本剤の血中濃度上昇との関連が示唆されているので,小脳症状(眼振,構音障害,運動失調等)に注意し,定期的に検査を行う。異常が認められた場合には直ちに減量又は投与中止〕【9】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【10】急性腎障害,間質性腎炎〔投与中止〕【11】悪性症候群〔発熱,意識障害,筋強剛,不随意運動,発汗,頻脈等が現れた場合には投与中止,体冷却,水分補給,呼吸管理を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある〕

投与期間制限

なし

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