基本情報
最終更新日時:2024年6月6日16時32分

警告

前兆のない突発的睡眠及び傾眠等がみられることがあり,また突発的睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されているので,患者に本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し,本剤服用中には,自動車の運転,機械の操作,高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意する〔[8.1,11.1.1参照]〕

禁忌

【2.1】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.2】透析患者を含む高度な腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)〔[7.2,9.2.2参照]〕【2.3】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

パーキンソン病。

用法・用量

1日1回0.375mg,食後経口投与から開始。2週目に1日0.75mgとし,以後経過を観察しながら1週間ごとに1日0.75mgずつ増量,維持量(標準1日1回1.5~4.5mg,食後経口投与)を定める。年齢・症状により適宜増減。1日4.5mgまで。

用法・用量に関連する使用上の注意

腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30~50mL/分):治療開始1週間は0.375mgを隔日投与。増量が必要な場合は1週間ごとに0.375mgずつ漸増。1日最大2.25mg。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】突発的睡眠(0.1~5%未満)〔前兆のない突発的睡眠が発現。[1.,8.1参照]〕【11.1.2】幻覚(2.7%),妄想(0.7%未満),せん妄(0.4%),錯乱(0.7%),激越(0.2%)〔幻覚(主に幻視),妄想,せん妄,錯乱,激越が発現。減量又は投与中止するとともに,必要に応じて抗精神病薬を使用。[7.1,9.1.1参照]〕【11.1.3】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量の増加,高張尿,痙攣,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が発現。投与中止。水分摂取の制限等を行う〕【11.1.4】悪性症候群〔本剤の急激な減量又は中止により,悪性症候群が発現。発熱,意識障害,無動無言,高度の筋硬直,不随意運動,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,血清CKの上昇等が現れた場合には悪性症候群の症状である可能性があるため,再投与後,漸減し,体冷却,水分補給等を行う。[8.3参照]〕【11.1.5】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が発現。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.6】肝機能障害〔AST,ALT,LDH,γ-GTP,総ビリルビン上昇等の肝機能障害が発現〕

投与期間制限

なし

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