基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時9分

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

アスペルギルス属,カンジダ属による次の感染症/真菌血症,呼吸器真菌症,消化管真菌症。造血幹細胞移植患者におけるアスペルギルス症・カンジダ症の予防。

用法・用量

アスペルギルス症1日1回成人50~150mg,小児1~3mg/kg,点滴静注。カンジダ症1日1回成人50mg,小児1mg/kg,点滴静注。以上,重症又は難治性疾患の場合,症状に応じて増量できるが,1日成人300mg,小児6mg/kgまで。造血幹細胞移植患者のアスペルギルス症・カンジダ症の予防1日1回成人50mg,小児1mg/kg,点滴静注。いずれも点滴静注は,生理食塩液,ブドウ糖注射液又は補液に溶解し,成人では75mg以下では30分以上,75mgを超えて投与する場合は1時間以上,小児では1時間以上かけて投与。溶解には注射用水の使用不可(溶液が等張とならないため)。

用法・用量に関連する使用上の注意

【1】アスペルギルス症・カンジダ症:成人で体重50kg以下の患者に対しては1日6mg/kgを,小児で体重50kg以上の患者に対しては1日300mgを超えない。【2】造血幹細胞移植患者のアスペルギルス症・カンジダ症の予防:成人で体重50kg以下の患者に対しては1日1mg/kgを,小児で体重50kg以上の患者に対しては1日50mgを超えない。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】血液障害〔白血球減少,好中球減少(1.1%),溶血性貧血(血管内溶血を含む),血小板減少が発現。なお,溶血性貧血については,投与開始直後に現れることもあるので,溶血が認められた場合には投与中止。[8.3参照]〕【11.1.2】ショック,アナフィラキシー〔血圧低下,口内異常感,呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与中止。必要に応じて気道の確保,アドレナリン,ステロイド,抗ヒスタミン剤を投与〕【11.1.3】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTP,ALPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.4参照]〕【11.1.4】急性腎障害〔急性腎障害等の重篤な腎障害が発現。[8.5参照]〕【11.1.5】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑

投与期間制限

なし

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