ミコナゾール注射液
英語:miconazole
フロリードF注200mg / 1,496.0円
1%20mL1管
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【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴〔[8.2,9.1.3参照]〕【2.2】ワルファリンカリウム,ピモジド,キニジン硫酸塩水和物,トリアゾラム,シンバスタチン,アゼルニジピン,オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン,ニソルジピン,ブロナンセリン,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,リバーロキサバン,アスナプレビル,ロミタピドメシル酸塩,ルラシドン塩酸塩を投与中〔[10.1参照]〕【2.3】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕
【10.1】1)ワルファリンカリウム<ワーファリン>〔[2.2参照]〕〔ワルファリンの作用が増強し,重篤な出血あるいは著しいINR上昇が現れるおそれ。また,ミコナゾールゲル経口用とワルファリンとの併用において,併用中止後も,ワルファリンの作用が遷延し重篤な出血をきたしたとの報告。患者がワルファリンの治療を必要とする場合は,ワルファリンの治療を優先し,本剤を投与しない/ミコナゾールがワルファリンの代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕2)ピモジド<オーラップ>〔[2.2参照]〕〔ピモジドによるQT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕3)キニジン硫酸塩水和物<キニジン硫酸塩>〔[2.2参照]〕〔キニジンによるQT延長等が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕4)トリアゾラム<ハルシオン>〔[2.2参照]〕〔トリアゾラムの作用の増強及び作用時間の延長が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕5)シンバスタチン<リポバス>〔[2.2参照]〕〔シンバスタチンによる横紋筋融解症が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕6)アゼルニジピン<カルブロック>,オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン<レザルタス配合錠>,ニソルジピン,ブロナンセリン<ロナセン>〔[2.2参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれ/ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕7)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン配合錠>,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩〔[2.2参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度が上昇し,血管攣縮等の重篤な副作用が現れるおそれ/ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕8)リバーロキサバン<イグザレルト>〔[2.2参照]〕〔リバーロキサバンの血中濃度が上昇し,抗凝固作用が増強されることにより,出血の危険性が増大するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕9)アスナプレビル<スンベプラ>〔[2.2参照]〕〔アスナプレビルの血中濃度が上昇し,肝胆道系の副作用が発現又は重症化するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕10)ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔[2.2参照]〕〔ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕11)ルラシドン塩酸塩<ラツーダ>〔[2.2参照]〕〔ルラシドン塩酸塩の血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕
クリプトコックス,カンジダ,アスペルギルス,コクシジオイデスのうち本剤感性菌による次の感染症/真菌血症,肺真菌症,消化管真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎。
点滴静注200mgあたり200mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈。初回200mgより開始し,以後1回200~400mg,1日1~3回,30~60分以上かけて点滴静注。ただし,輸液量が制限される場合には,200mg当り50mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し,30~60分以上かけて点滴静注。髄膜炎の場合は髄腔内注入を併用。髄腔内注入1日1回5~20mg,1~7日ごとに髄腔内注入。以上,年齢・症状により適宜増減。
髄腔内注入は確定診断がなされた真菌髄膜炎のみに行う。
【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔悪心・嘔吐,血圧降下,胸内苦悶,呼吸困難,チアノーゼ,意識低下等が現れた場合には投与中止。[8.2参照]〕【11.1.2】肝機能障害(5%未満),黄疸〔[8.3,9.3参照]〕【11.1.3】急性腎障害〔[8.4,9.2参照]〕【11.1.4】QT延長,心室性不整脈(心室性期外収縮,torsades de pointesを含む心室頻拍等)【11.1.5】汎血球減少,白血球減少,血小板減少〔[8.5参照]〕
なし