基本情報
最終更新日時:2023年4月6日12時49分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴〔[8.2,9.1.3参照]〕【2.2】ワルファリンカリウム,ピモジド,キニジン硫酸塩水和物,トリアゾラム,シンバスタチン,アゼルニジピン,オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン,ニソルジピン,ブロナンセリン,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,リバーロキサバン,アスナプレビル,ロミタピドメシル酸塩,ルラシドン塩酸塩を投与中〔[10.1参照]〕【2.3】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ワルファリンカリウム<ワーファリン>〔[2.2参照]〕〔ワルファリンの作用が増強し,重篤な出血あるいは著しいINR上昇が現れるおそれ。また,ミコナゾールゲル経口用とワルファリンとの併用において,併用中止後も,ワルファリンの作用が遷延し重篤な出血をきたしたとの報告。患者がワルファリンの治療を必要とする場合は,ワルファリンの治療を優先し,本剤を投与しない/ミコナゾールがワルファリンの代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕2)ピモジド<オーラップ>〔[2.2参照]〕〔ピモジドによるQT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕3)キニジン硫酸塩水和物<キニジン硫酸塩>〔[2.2参照]〕〔キニジンによるQT延長等が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕4)トリアゾラム<ハルシオン>〔[2.2参照]〕〔トリアゾラムの作用の増強及び作用時間の延長が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕5)シンバスタチン<リポバス>〔[2.2参照]〕〔シンバスタチンによる横紋筋融解症が現れるおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕6)アゼルニジピン<カルブロック>,オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン<レザルタス配合錠>,ニソルジピン,ブロナンセリン<ロナセン>〔[2.2参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれ/ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕7)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン配合錠>,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩〔[2.2参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度が上昇し,血管攣縮等の重篤な副作用が現れるおそれ/ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕8)リバーロキサバン<イグザレルト>〔[2.2参照]〕〔リバーロキサバンの血中濃度が上昇し,抗凝固作用が増強されることにより,出血の危険性が増大するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕9)アスナプレビル<スンベプラ>〔[2.2参照]〕〔アスナプレビルの血中濃度が上昇し,肝胆道系の副作用が発現又は重症化するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕10)ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔[2.2参照]〕〔ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕11)ルラシドン塩酸塩<ラツーダ>〔[2.2参照]〕〔ルラシドン塩酸塩の血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれ/ミコナゾールが併用薬の代謝酵素であるCYPを阻害することによる〕

効能・効果

クリプトコックス,カンジダ,アスペルギルス,コクシジオイデスのうち本剤感性菌による次の感染症/真菌血症,肺真菌症,消化管真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎。

用法・用量

点滴静注200mgあたり200mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈。初回200mgより開始し,以後1回200~400mg,1日1~3回,30~60分以上かけて点滴静注。ただし,輸液量が制限される場合には,200mg当り50mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し,30~60分以上かけて点滴静注。髄膜炎の場合は髄腔内注入を併用。髄腔内注入1日1回5~20mg,1~7日ごとに髄腔内注入。以上,年齢・症状により適宜増減。

用法・用量に関連する使用上の注意

髄腔内注入は確定診断がなされた真菌髄膜炎のみに行う。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔悪心・嘔吐,血圧降下,胸内苦悶,呼吸困難,チアノーゼ,意識低下等が現れた場合には投与中止。[8.2参照]〕【11.1.2】肝機能障害(5%未満),黄疸〔[8.3,9.3参照]〕【11.1.3】急性腎障害〔[8.4,9.2参照]〕【11.1.4】QT延長,心室性不整脈(心室性期外収縮,torsades de pointesを含む心室頻拍等)【11.1.5】汎血球減少,白血球減少,血小板減少〔[8.5参照]〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。