基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時8分

禁忌

【2.1】うっ血性心不全〔本剤は心機能抑制作用があるため,心不全を悪化させるおそれ〕【2.2】高度の房室ブロック,高度の洞房ブロック〔刺激伝導障害を悪化させ,完全房室ブロックや高度の徐脈に陥るおそれ。[9.1.2参照]〕【2.3】リトナビル,ミラベグロン,テラプレビル又はアスナプレビルを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)リトナビル<ノービア>〔[2.3参照]〕〔本剤の血中濃度が大幅に上昇し,不整脈,血液障害,痙攣等の重篤な副作用を起こすおそれ/リトナビルのチトクロームP450に対する競合的阻害作用による〕2)ミラベグロン<ベタニス>〔[2.3参照]〕〔QT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等を起こすおそれ/ともに催不整脈作用があり,またミラベグロンのCYP2D6阻害作用により,本剤の血中濃度が上昇〕3)テラプレビル<テラビック>〔[2.3参照]〕〔重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(不整脈,血液障害,血管攣縮等)が起こるおそれ/テラプレビルのチトクロムP450に対する阻害作用により,本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇し,作用の増強や相加的なQT延長を起こす〕4)アスナプレビル<スンベプラ>〔[2.3参照]〕〔本剤の血中濃度が上昇し,不整脈が起こるおそれ/アスナプレビルのCYP2D6阻害作用により,本剤の代謝が阻害される〕

効能・効果

頻脈性不整脈(他の抗不整脈薬が使用できないか,無効の場合)。

用法・用量

1回150mg,1日3回経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】心室頻拍(torsades de pointesを含む),心室細動,洞房ブロック,房室ブロック,失神,洞停止(1%未満),徐脈(1%未満)〔[8.2参照]〕【11.1.2】肝機能障害(2%未満),黄疸〔AST,ALT,ALP,ビリルビン,γ-GTP等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕

投与期間制限

なし

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