基本情報
最終更新日時:2024年11月7日16時51分

禁忌

【2.1】高度の房室ブロック,高度の洞房ブロック〔刺激伝導障害が悪化し,完全房室ブロック,心停止を起こすおそれ。[9.1.2参照]〕【2.2】うっ血性心不全〔心収縮力低下により,心不全を悪化させるおそれ。また,催不整脈作用により心室頻拍,心室細動を起こしやすい〕【2.3】透析患者を含む重篤な腎機能障害〔[9.2.1参照]〕【2.4】高度な肝機能障害〔[9.3.1参照]〕【2.5】スパルフロキサシン,モキシフロキサシン塩酸塩,ラスクフロキサシン塩酸塩(注射剤),トレミフェンクエン酸塩,バルデナフィル塩酸塩水和物,アミオダロン塩酸塩(注射剤),エリグルスタット酒石酸塩,フィンゴリモド塩酸塩又はシポニモドフマル酸塩を投与中〔[10.1参照]〕【2.6】閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.7】尿貯留傾向〔抗コリン作用により,尿閉を悪化させるおそれ〕【2.8】本剤(成分)に過敏症の既往歴

併用禁忌

【10.1】1)スパルフロキサシン<スパラ>,モキシフロキサシン塩酸塩<アベロックス>,ラスクフロキサシン塩酸塩(注射剤)<ラスビック点滴静注キット>,トレミフェンクエン酸塩<フェアストン>〔[2.5参照]〕〔心室性頻拍(Torsades de pointesを含む),QT延長を起こすおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕2)バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>〔[2.5参照]〕〔QT延長を起こすおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕3)アミオダロン塩酸塩(注射剤)<アンカロン注>〔[2.5参照]〕〔Torsades de pointesを起こすおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕4)エリグルスタット酒石酸塩<サデルガ>〔[2.5参照]〕〔QT延長を生じるおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕5)フィンゴリモド塩酸塩<イムセラ,ジレニア>〔[2.5参照]〕〔Torsades de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれ/フィンゴリモド塩酸塩の投与により心拍数が低下するため不整脈を増強〕6)シポニモドフマル酸塩<メーゼント>〔[2.5参照]〕〔Torsades de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれ/シポニモドフマル酸塩の投与により心拍数が減少するため,併用により不整脈を増強〕

効能・効果

次の状態で他の抗不整脈薬が使用できないか,又は無効の場合/頻脈性不整脈。

用法・用量

1回1錠,1日2回経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】心停止,心室細動,心室頻拍(torsades de pointesを含む),心室粗動,心房粗動,房室ブロック,洞停止,失神,心不全悪化等〔[9.1.1参照]〕【11.1.2】低血糖〔低血糖(脱力感,倦怠感,高度の空腹感,冷汗,嘔気,不安,意識障害(意識混濁,昏睡)等)が発現。低血糖症が認められた場合にはブドウ糖を投与。[8.4参照]〕【11.1.3】無顆粒球症【11.1.4】肝機能障害(0.9%),黄疸〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が発現〕【11.1.5】麻痺性イレウス【11.1.6】緑内障悪化〔[9.1.8参照]〕【11.1.7】痙攣

投与期間制限

なし

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