基本情報
最終更新日時:2024年5月8日12時8分

禁忌

【2.1】高度の房室ブロック,高度の洞房ブロック〔刺激伝導障害が悪化し,完全房室ブロック,心停止を起こすおそれ。[9.1.2参照]〕【2.2】うっ血性心不全〔心収縮力低下により,心不全を悪化させるおそれ。また,催不整脈作用により心室頻拍,心室細動を起こしやすい〕【2.3】スパルフロキサシン,モキシフロキサシン塩酸塩,ラスクフロキサシン塩酸塩(注射剤),トレミフェンクエン酸塩,バルデナフィル塩酸塩水和物,アミオダロン塩酸塩(注射剤),エリグルスタット酒石酸塩,フィンゴリモド塩酸塩又はシポニモドフマル酸塩を投与中〔[10.1参照]〕【2.4】閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.5】尿貯留傾向〔抗コリン作用により,尿閉を悪化させるおそれ〕【2.6】本剤(成分)に過敏症の既往歴

併用禁忌

【10.1】1)スパルフロキサシン<スパラ>,モキシフロキサシン塩酸塩<アベロックス>,ラスクフロキサシン塩酸塩(注射剤)<ラスビック点滴静注キット>,トレミフェンクエン酸塩<フェアストン>〔[2.3参照]〕〔心室性頻拍(torsades de pointesを含む),QT延長を起こすおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕2)バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>〔[2.3参照]〕〔QT延長を起こすおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕3)アミオダロン塩酸塩(注射剤)<アンカロン注>〔[2.3参照]〕〔Torsades de pointesを起こすおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕4)エリグルスタット酒石酸塩<サデルガ>〔[2.3参照]〕〔QT延長等を生じるおそれ/QT延長作用が相加的に増強〕5)フィンゴリモド塩酸塩<イムセラ,ジレニア>〔[2.3参照]〕〔Torsades de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれ/フィンゴリモド塩酸塩の投与により心拍数が低下するため,併用により不整脈を増強〕6)シポニモドフマル酸塩<メーゼント>〔[2.3参照]〕〔Torsades de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれ/シポニモドフマル酸塩の投与により心拍数が減少するため,併用により不整脈を増強〕

効能・効果

次の状態で他の抗不整脈薬が使用できないか,又は無効の場合/期外収縮,発作性上室性頻脈,心房細動。

用法・用量

1回100mg,1日3回経口投与。症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】心停止,心室細動,心室頻拍(torsades de pointesを含む),心室粗動,心房粗動,房室ブロック(0.3%),洞停止,失神(0.2%),心不全悪化(0.2%)等【11.1.2】低血糖〔低血糖(脱力感,倦怠感,高度の空腹感,冷汗,嘔気,不安,意識障害(意識混濁,昏睡)等)が発現。低血糖症が認められた場合にはブドウ糖を投与。高齢者,糖尿病,肝障害,透析患者を含む腎障害,栄養状態不良の患者に発現しやすいとの報告。[8.4参照]〕【11.1.3】無顆粒球症【11.1.4】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が発現〕【11.1.5】麻痺性イレウス【11.1.6】緑内障悪化〔[9.1.8参照]〕【11.1.7】痙攣

投与期間制限

なし

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