基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

警告

本剤を注射しない〔静脈内に誤って注射すると,血液を凝固させ致死的な結果をまねくおそれがある。また,アナフィラキシーを起こすおそれがあるので,静脈内はもちろん皮下・筋肉内にも注射しない。[14.1.2参照]〕

禁忌

【2.1】本剤・牛血液を原料とする製剤(フィブリノリジン,幼牛血液抽出物等)に過敏症の既往歴【2.2】凝固促進剤,抗プラスミン剤,アプロチニン製剤を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ヘモコアグラーゼ<レプチラーゼ>,トラネキサム酸<トランサミン>〔[2.2参照]〕〔血栓形成傾向が現れるおそれ/凝固促進剤,抗プラスミン剤及びトロンビンは血栓形成を促進する薬剤であり,併用により血栓形成傾向が相加的に増大〕2)アプロチニン〔[2.2参照]〕〔血栓形成傾向が現れるおそれ/アプロチニンは抗線溶作用を有するため,トロンビンとの併用により血栓形成傾向が増大〕

効能・効果

通常の結紮によって止血困難な小血管,毛細血管及び実質臓器からの出血(外傷に伴う出血,手術中の出血,骨性出血,膀胱出血,抜歯後の出血,鼻出血,上部消化管からの出血等)。

用法・用量

出血局所にそのまま噴霧もしくは灌注するか,又は撒布。上部消化管出血適当な緩衝剤に溶かした200~400単位/mL溶液を経口投与。出血の部位・程度により適宜増減。

用法・用量に関連する使用上の注意

上部消化管出血:事前に緩衝剤等により胃酸を中和させる。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック〔呼吸困難,チアノーゼ,血圧降下等が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.2】凝固異常,異常出血〔ウシ由来トロンビン投与により,抗ウシ・トロンビン抗体及び抗第V因子抗体を生じ凝固異常あるいは異常出血が認められたとの報告〕

投与期間制限

なし

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