基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

禁忌

【2.1】心機能異常又はその既往歴〔心筋障害が現れるおそれ〕【2.2】本剤に重篤な過敏症の既往歴【2.3】他のアントラサイクリン系薬剤等心毒性を有する薬剤による前治療が限界量(ドキソルビシン塩酸塩では総投与量が体表面積当り500mg/m2,ダウノルビシン塩酸塩では総投与量が体重当り25mg/kg等)に達している者〔心筋障害が現れるおそれ。[9.1.4参照]〕

効能・効果

次の疾患の自覚的・他覚的症状の寛解・改善/頭頸部癌,乳癌,胃癌,尿路上皮癌(膀胱癌,腎盂・尿管腫瘍),卵巣癌,子宮癌,急性白血病,悪性リンパ腫。

用法・用量

静注I法:1日1回40~60mg,3~4週間休薬。これを1クールとし繰り返す。II法:1日1回30~40mg,2日間連日,3~4週間休薬。これを1クールとし繰り返す。III法:1日1回20~40mg,1週間間隔で2~3回投与し3~4週間休薬。これを1クールとし繰り返す。IV法:1日1回10~20mg,3~5日間連日,3~4週間休薬。これを1クールとし繰り返す。V法:1日1回10~30mg,5日間連日。骨髄機能が回復するまで休薬し繰り返す。以上,頭頸部癌III・IV法,乳癌・胃癌I・III法,卵巣癌・子宮癌I法,尿路上皮癌I・II法,急性白血病V法,悪性リンパ腫はI・IV法を選択。動脈内注射頭頸部癌・膀胱癌は1日1回10~20mgを連日又は隔日に5~10回投与。膀胱内注入膀胱癌はカテーテルを用いて導尿した後,1日1回15~30mgを500~1,000μg/mLの溶液として週3回,各1~2時間膀胱内把持。これを1クールとし2~3クール繰り返す。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】心筋障害〔心筋障害,更に心不全等が発現。[8.1-8.3,9.1.4参照]〕【11.1.2】骨髄抑制〔汎血球減少,貧血,白血球減少(63.3%),好中球減少,血小板減少(13.7%),出血傾向(2.9%)等の骨髄抑制が発現。[8.1,8.5,9.1.1,9.1.2参照]〕【11.1.3】ショック【11.1.4】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線像異常等を伴う間質性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.5】萎縮膀胱(4.0%)〔膀胱内注入療法によって萎縮膀胱が発現〕

投与期間制限

なし

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