リウマトレックス
RHEUMATREX

剤型一覧

  • リウマトレックスカプセル2mg

製造販売元

ファイザー

一般的名称

メトトレキサートカプセル
英語:methotrexate

販売名 / 薬価

リウマトレックスカプセル2mg  / 132.4円

規格単位(薬価が適用される単位)

2mg1カプセル

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

警告

【1.1】本剤の投与において,感染症,肺障害,血液障害等の重篤な副作用により,致命的な経過をたどることがあるので,緊急時に十分に措置できる医療施設及び本剤についての十分な知識と適応疾患の治療経験をもつ医師が使用する【1.2】間質性肺炎,肺線維症等の肺障害が発現し,致命的な経過をたどることがあるので,原則として,呼吸器に精通した医師と連携して使用する【1.3】本剤の投与に際しては,患者に対して本剤の危険性や本剤の投与が長期間にわたることを十分説明した後,患者が理解したことを確認したうえで投与を開始する【1.4】本剤の投与に際しては,副作用の発現の可能性について患者に十分理解させ,次の症状が認められた場合には直ちに連絡するよう注意を与える:発熱,咳嗽・呼吸困難等の呼吸器症状,口内炎,倦怠感〔[8.4,8.6,8.7参照]〕【1.5】使用が長期間にわたると副作用が強く現れ,遷延性に推移することがあるので,投与は慎重に行う【1.6】腎機能が低下している場合には副作用が強く現れることがあるため,本剤投与開始前及び投与中は腎機能検査を行うなど,患者の状態を十分観察する

禁忌

【2.1】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.3】骨髄抑制〔骨髄抑制を増悪させるおそれ〕【2.4】慢性肝疾患〔[9.3.1参照]〕【2.5】腎障害〔[9.2参照]〕【2.6】授乳婦〔[9.6参照]〕【2.7】胸水,腹水等〔胸水,腹水等に長期間貯留して毒性が増強されるおそれ〕【2.8】活動性結核〔症状を悪化させるおそれ〕

効能・効果

関節リウマチ。局所療法で効果不十分な尋常性乾癬。乾癬性関節炎,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症。関節症状を伴う若年性特発性関節炎。

用法・用量

若年性特発性関節炎1週間単位の投与量を4~10mg/m2とし,1回又は2~3回分割経口投与。その他1週間単位の投与量を6mgとし,1回又は2~3回分割経口投与。1週間単位の投与量16mgまで。以上,分割投与の場合,初日から2日目にかけて12時間間隔で投与。1~2回分割投与は残りの6日間,3回分割投与は残りの5日間休薬。これを1週間ごとに繰り返す。年齢・症状・忍容性・本剤に対する反応等により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(冷感,呼吸困難,血圧低下等)が発現〕【11.1.2】骨髄抑制(0.1~5%未満)〔汎血球減少,無顆粒球症(前駆症状として発熱,咽頭痛,インフルエンザ様症状等が現れる場合がある),白血球減少,血小板減少,貧血等の骨髄抑制,再生不良性貧血が発現。[8.3参照]〕【11.1.3】感染症(0.1~5%未満)〔呼吸不全にいたるような肺炎(ニューモシスティス肺炎等を含む),敗血症,サイトメガロウイルス感染症,帯状疱疹等の重篤な感染症(日和見感染症を含む)が発現。投与中止。抗生剤,抗菌剤を投与。[8.7,9.1.2参照]〕【11.1.4】結核【11.1.5】劇症肝炎,肝不全〔劇症肝炎,肝不全,肝組織の壊死・線維化,肝硬変等の重篤な肝障害(B型又はC型肝炎ウイルスによるものを含む)が発現。[8.3,8.11,9.1.6参照]〕【11.1.6】急性腎障害,尿細管壊死,重症ネフロパチー〔急性腎障害,尿細管壊死,重症ネフロパチー等の重篤な腎障害が発現。[8.3参照]〕【11.1.7】間質性肺炎(0.1~5%未満),肺線維症(0.1%未満),胸水〔間質性肺炎,肺線維症,胸水等が現れ,呼吸不全にいたることがある。発熱,咳嗽,呼吸困難等の呼吸器症状が現れた場合には,速やかに胸部X線検査,胸部CT検査,血液ガス検査,血中KL-6測定等を行い,投与中止するとともに,ニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ副腎皮質ホルモン剤を投与。[9.1.1参照]〕【11.1.8】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群等の重篤な皮膚障害が発現。発熱,紅斑,掻痒感,眼充血,口内炎等が現れた場合には投与中止〕【11.1.9】出血性腸炎,壊死性腸炎〔出血性腸炎,壊死性腸炎等の重篤な腸炎が発現。激しい腹痛,下痢等の症状が現れた場合には投与中止。[8.6参照]〕【11.1.10】膵炎(0.1%未満)【11.1.11】骨粗鬆症〔骨塩量減少等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.12】脳症(白質脳症を含む)【11.1.13】進行性多巣性白質脳症(PML)〔本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察。意識障害,認知機能障害,麻痺症状(片麻痺,四肢麻痺),構音障害,失語等の症状が現れた場合は,MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに投与中止〕

投与期間制限

なし

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