基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】麦角製剤に過敏症の既往歴【2.2】心エコー検査により,心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された者及びその既往歴〔症状を悪化させるおそれ。[8.3,11.1.4参照]〕

効能・効果

パーキンソン病。

効能・効果に関連する使用上の注意

非麦角製剤の治療効果が不十分又は忍容性に問題があると考えられる患者のみに投与。

用法・用量

通常,L-dopa製剤と併用。1日1回50μgを夕食直後2日間投与。以後,2,3日ごとに1日50μgずつ増量し,第1週末には1日150μgを投与。第2週目は1日300μgから開始し,2,3日ごとに1日150μgずつ増量,第2週末には1日600μgを投与。第3週目は1日750μgから開始し,以後有効性・安全性を考慮しつつ増量,維持量を定める(標準1日750~1,250μg)。以上,1日100μgの場合は朝・夕食直後,150μg以上の場合は毎食直後に分割経口投与。投与量増量速度は随伴症状,年齢等により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】悪性症候群〔高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,血清CKの上昇等が発現。投与開始初期の場合は投与中止。また,継続投与中の用量変更・中止時の場合は一旦もとの投与量に戻した後慎重に漸減し,体冷却,水分補給等を行う。[8.9参照]〕【11.1.2】間質性肺炎(0.1%未満)〔発熱,咳嗽,呼吸困難,肺音の異常(捻髪音)等が現れた場合には,速やかに胸部X線検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。[8.5参照]〕【11.1.3】胸膜炎,胸水,胸膜線維症,肺線維症,心膜炎,心膜滲出液〔胸痛,呼吸器症状等が現れた場合には,速やかに胸部X線検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。[8.4参照]〕【11.1.4】心臓弁膜症〔心雑音の発現又は増悪等が現れた場合には,速やかに胸部X線検査,心エコー検査等を実施。心エコー検査等により,心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が認められた場合には投与中止。[2.2,8.1,8.3参照]〕【11.1.5】後腹膜線維症〔背部痛,下肢浮腫,腎機能障害等が現れた場合には投与中止。[8.4参照]〕【11.1.6】突発的睡眠〔前兆のない突発的睡眠が発現。[8.7参照]〕【11.1.7】幻覚,妄想(5%以上),せん妄(0.1~5%未満)〔[8.10参照]〕【11.1.8】腸閉塞(0.1~5%未満)【11.1.9】意識障害(0.1%未満),失神〔過度の血圧低下を起こし,一過性の意識障害,失神が発現〕【11.1.10】肝機能障害(0.1%未満),黄疸〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.11】血小板減少(0.1~5%未満)

投与期間制限

なし

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