基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)。

用法・用量

レボドパ含有製剤と併用。1日1回25mg,経口投与。パーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善には1日1回50mg,経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】悪性症候群(1%未満)〔本剤投与中又は投与中止後に悪性症候群が発現。発熱,意識障害,無動無言,高度の筋硬直,不随意運動,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,血清CKの上昇等が現れた場合には,体冷却,水分補給等の全身管理,及び再投与後に漸減。なお,本症発症時には,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),紅皮症(剥脱性皮膚炎)〔発熱,紅斑,水疱・びらん,掻痒感,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.3】過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.4】再生不良性貧血,無顆粒球症,赤芽球癆,血小板減少(1%未満)〔[8.1参照]〕【11.1.5】急性腎障害【11.1.6】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う重篤な肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.8】横紋筋融解症(1%未満)〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.9】腎・尿路結石(1%未満)〔腎疝痛,排尿痛,血尿,結晶尿,頻尿,残尿感,乏尿等が現れた場合には投与中止〕【11.1.10】発汗減少に伴う熱中症〔発汗減少が現れ,体温が上昇し,熱中症をきたすことがある。発汗減少,体温上昇,顔面潮紅,意識障害等がみられた場合には投与中止。体冷却等を行う。[8.3参照]〕【11.1.11】幻覚(1%以上),妄想(1%未満),錯乱(1%未満),せん妄(1%未満)等の精神症状

投与期間制限

なし

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