基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】重症ケトーシス,糖尿病性昏睡・前昏睡,1型糖尿病〔輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない〕【2.3】重症感染症,手術前後,重篤な外傷〔インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない〕

効能・効果

2型糖尿病(テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物及びカナグリフロジン水和物の併用による治療が適切と判断される場合に限る)。

効能・効果に関連する使用上の注意

本剤は2型糖尿病治療の第一選択薬としての使用不可。

用法・用量

1日1回1錠,朝食前又は後経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】低血糖〔低血糖症状が発現。他のDPP-4阻害剤で,スルホニルウレア剤との併用で重篤な低血糖症状が現れ,意識消失を来たす例やカナグリフロジンの海外臨床試験では,インスリン製剤との併用で低血糖が報告。低血糖症状が認められた場合には,糖質を含む食品を摂取する。α-グルコシダーゼ阻害薬との併用時にはブドウ糖を投与。[8.1,8.11,9.1.2,10.2,17.1.3参照]〕【11.1.2】脱水〔口渇,多尿,頻尿,血圧低下等の症状が現れ脱水が疑われる場合には,休薬や補液を行う。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告。[8.2,9.1.3,9.8.2,10.2参照]〕【11.1.3】ケトアシドーシス〔ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)が発現。[8.8参照]〕【11.1.4】腎盂腎炎,外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽),敗血症〔腎盂腎炎,外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)が現れ,敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。[8.3,9.1.4参照]〕【11.1.5】腸閉塞〔高度の便秘,腹部膨満,持続する腹痛,嘔吐等の異常が認められた場合には投与中止。[9.1.5参照]〕【11.1.6】肝機能障害〔AST,ALTの上昇等を伴う肝機能障害が発現〕【11.1.7】間質性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施する。間質性肺炎が疑われた場合には投与中止し,副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】類天疱瘡〔水疱,びらん等が現れた場合には,皮膚科医と相談し投与中止〕【11.1.9】急性膵炎〔持続的な激しい腹痛,嘔吐等の異常が認められた場合には投与中止。[8.12参照]〕

投与期間制限

なし

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