基本情報
最終更新日時:2024年10月3日14時53分

禁忌

<効能共通>【2.1】重篤な肝障害〔[9.3.1参照]〕【2.2】カルバペネム系抗生物質を投与中〔[10.1参照]〕【2.3】尿素サイクル異常症〔重篤な高アンモニア血症が現れるおそれ〕 <片頭痛発作の発症抑制>【2.4】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】カルバペネム系抗生物質(パニペネム・ベタミプロン<カルベニン>,メロペネム水和物<メロペン>,イミペネム水和物・シラスタチン<チエナム>,レレバクタム水和物・イミペネム水和物・シラスタチン<レカルブリオ>,ビアペネム<オメガシン>,ドリペネム水和物<フィニバックス>,テビペネム ピボキシル<オラペネム>)〔[2.2参照]〕〔てんかんの発作が再発するおそれ/バルプロ酸の血中濃度が低下〕

効能・効果

次の疾患の治療/各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作・混合発作)及びてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等),躁病・躁うつ病の躁状態。片頭痛発作の発症抑制。

用法・用量

1日400~1,200mg(細粒:2~6g),2~3回分割経口投与。片頭痛発作の発症抑制1日400~800mg(細粒:2~4g),2~3回分割経口投与。1日1,000mg(細粒:5g)まで。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】劇症肝炎等の重篤な肝障害,黄疸,脂肪肝等〔肝障害とともに急激な意識障害が発現。[8.1,9.3.2参照]〕【11.1.2】高アンモニア血症を伴う意識障害〔[8.2,9.1.3,10.2参照]〕【11.1.3】溶血性貧血,赤芽球癆,汎血球減少,重篤な血小板減少,顆粒球減少〔[8.3参照]〕【11.1.4】急性膵炎〔激しい腹痛,発熱,嘔気,嘔吐等の症状が現れたり,膵酵素値の上昇が認められた場合には投与中止〕【11.1.5】間質性腎炎,ファンコニー症候群〔[8.3参照]〕【11.1.6】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.7】過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等の症状が現れた場合には投与中止。なお,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.8】脳の萎縮,認知症様症状,パーキンソン様症状〔認知症様症状として健忘,見当識障害,言語障害,寡動,知能低下,感情鈍麻等が発現。パーキンソン様症状として静止時振戦,硬直,姿勢・歩行異常等が発現。なお,これらの症状が発現した例では中止により,ほとんどが1~2カ月で回復〕【11.1.9】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビンの上昇等が認められた場合には投与中止〕【11.1.10】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム量の増加,高張尿等が現れた場合には,水分摂取の制限を行う〕【11.1.11】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT等の検査を実施。間質性肺炎,好酸球性肺炎が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕

投与期間制限

なし

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