基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

本剤(成分)・ピロリドン誘導体に過敏症の既往歴

効能・効果

てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)。他の抗てんかん薬で効果不十分なてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法。

用法・用量

〔部分発作〕成人1日1000mg(DS:2g),2回分割経口投与。症状により1日3000mg(同6g)を超えない範囲で適宜増減。増量は2週間以上の間隔をあけて1日量1000mg以下ずつ行う。小児生後6ヶ月以上の小児は1日20mg(同40mg)/kg,2回分割経口投与。症状により1日60mg(同120mg)/kgを超えない範囲で適宜増減。増量は2週間以上の間隔をあけて1日量20mg/kg以下ずつ行う。体重50kg以上の小児は成人と同じ用法・用量を用いる。生後1~6ヶ月未満の小児は1日14mg(同28mg)/kg,2回分割経口投与。症状により1日42mg(同84mg)/kgを超えない範囲で適宜増減。増量は2週間以上の間隔をあけて1日量14mg/kg以下ずつ行う。〔強直間代発作〕成人1日1000mg,2回分割経口投与。症状により1日3000mgを超えない範囲で適宜増減。増量は2週間以上の間隔をあけて1日量1000mg以下ずつ行う。小児4歳以上の小児1日20mg/kg,2回分割経口投与。症状により1日60mg/kgを超えない範囲で適宜増減。増量は2週間以上の間隔をあけて1日量20mg/kg以下ずつ行う。体重50kg以上の小児は成人と同じ用法・用量を用いる。以上,用時溶解。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔発熱,紅斑,水疱・びらん,掻痒,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.2】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.3】重篤な血液障害〔汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,好中球減少,血小板減少が発現〕【11.1.4】肝不全,肝炎〔肝不全,肝炎等の重篤な肝障害が発現〕【11.1.5】膵炎〔激しい腹痛,発熱,嘔気,嘔吐等の症状が現れたり,膵酵素値の上昇が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】攻撃性,自殺企図(各1%未満)〔易刺激性,錯乱,焦燥,興奮,攻撃性等の精神症状が現れ,自殺企図に至ることもある。[8.3,8.4,15.1.1参照]〕【11.1.7】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止〕【11.1.8】急性腎障害【11.1.9】悪性症候群〔発熱,筋強剛,血清CK上昇,頻脈,血圧の変動,意識障害,発汗過多,白血球の増加等が現れた場合には投与中止。体冷却,水分補給,呼吸管理等を行う。また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある〕

投与期間制限

なし

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