基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時11分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】脳,脊髄に器質的疾患のある者(化膿性髄膜炎,脳膿瘍の患者を除く)〔中枢神経系症状が現れるおそれ〕【2.3】妊娠3ヶ月以内(有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く)〔[9.5.1,16.3.1参照]〕

効能・効果

嫌気性菌感染症:<適応菌種>本剤感性のペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属,ポルフィロモナス属,フソバクテリウム属,クロストリジウム属,ユーバクテリウム属。<適応症>敗血症,深在性皮膚感染症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,骨髄炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,骨盤内炎症性疾患,腹膜炎,腹腔内膿瘍,胆のう炎,肝膿瘍,化膿性髄膜炎,脳膿瘍。感染性腸炎:<適応菌種>本剤感性のクロストリジウム・ディフィシル。<適応症>感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)。アメーバ赤痢。

用法・用量

1回500mg,1日3回,20分以上かけて点滴静注。難治性又は重症感染症には症状に応じ1回500mg,1日4回投与可。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】中枢神経障害〔脳症,痙攣,錯乱,幻覚,小脳失調等が発現。ふらつき,歩行障害,意識障害,構語障害,四肢のしびれ等の初期症状が現れ,本剤による脳症が疑われた場合には投与中止。[7.1,9.1.2参照]〕【11.1.2】末梢神経障害〔四肢のしびれ,異常感等が認められた場合には投与中止。[7.1参照]〕【11.1.3】無菌性髄膜炎〔頸部硬直,発熱,頭痛,悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎が発現〕【11.1.4】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.5】急性膵炎〔腹痛,背部痛,悪心・嘔吐,血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】白血球減少,好中球減少〔[8.2,9.1.1参照]〕【11.1.7】肝機能障害〔[8.4,9.1.3参照]〕【11.1.8】QT延長,心室頻拍(torsade de pointesを含む)

投与期間制限

なし

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