ヘルベッサー
HERBESSER

剤型一覧

製造販売元

田辺三菱製薬

一般的名称

ジルチアゼム塩酸塩注射用
英語:diltiazem hydrochloride

販売名 / 薬価

ヘルベッサー注射用50  / 588.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

50mg1瓶

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】重篤な低血圧あるいは心原性ショック〔症状を悪化させるおそれ〕【2.2】2度以上の房室ブロック,洞不全症候群(持続性の洞性徐脈(50拍/分未満),洞停止,洞房ブロック等)〔本剤の心刺激生成抑制作用,心伝導抑制作用が過度に現れるおそれ〕【2.3】重篤なうっ血性心不全〔心不全症状を悪化させるおそれ〕【2.4】重篤な心筋症〔心不全症状を悪化させるおそれ〕【2.5】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.6】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.7】アスナプレビルを含有する製剤,イバブラジン塩酸塩,ロミタピドメシル酸塩を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)アスナプレビル<スンベプラ>,ダクラタスビル塩酸塩・アスナプレビル・ベクラブビル塩酸塩<ジメンシー>〔[2.7参照]〕〔アスナプレビルの血中濃度が上昇する。肝胆道系の副作用が発現し,また重症化するおそれ/本剤がCYP3Aを阻害することにより,併用薬の代謝が阻害される〕2)イバブラジン塩酸塩<コララン>〔[2.7参照]〕〔過度の徐脈が発現するおそれ/本剤がCYP3Aを阻害することにより,併用薬の代謝が阻害され,血中濃度が上昇する。併用薬の心拍数減少作用を相加的に増強する〕3)ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔[2.7参照]〕〔ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれ/本剤がCYP3Aを阻害することにより,併用薬の代謝が阻害される〕

効能・効果

頻脈性不整脈(上室性)。手術時の異常高血圧の救急処置。高血圧性緊急症。不安定狭心症。

用法・用量

5mL以上の生理食塩液又はブドウ糖注射液に用時溶解。頻脈性不整脈1回10mg,約3分間で緩徐に静注。年齢・症状により適宜増減。手術時の異常高血圧〔1回静注〕1回10mg,約1分間で緩徐に静注。年齢・症状により適宜増減。〔点滴静注〕5~15μg/kg/分。目標値まで血圧を下げ,以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節。高血圧性緊急症5~15μg/kg/分,点滴静注。目標値まで血圧を下げ,以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節。不安定狭心症1~5μg/kg/分,点滴静注。低用量から開始。病態により適宜増減するが,最高用量5μg/kg/分。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】完全房室ブロック(0.16%),高度徐脈等〔初期症状として徐脈,めまい,ふらつき等が現れることがあり,心停止に至る場合もある。これらに対処できる十分な準備を行い,投与する。また,直ちに投与中止し,下記等の適切な処置を行う。[8.2,9.1.4,13.1参照]。 ●完全房室ブロック,高度徐脈:アトロピン硫酸塩水和物,イソプレナリン等の投与や必要に応じて心臓ペーシング等を行う。 ●心停止:心マッサージ,アドレナリン等のカテコールアミンの投与等蘇生処置を行う〕【11.1.2】うっ血性心不全〔[9.1.1参照]〕

投与期間制限

なし

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