基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

膵炎の急性症状(急性膵炎,慢性膵炎の急性増悪,術後の急性膵炎,膵管造影後の急性膵炎,外傷性膵炎)の改善。汎発性血管内血液凝固症(DIC)。出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析及びプラスマフェレーシス)。

用法・用量

膵炎の急性症状の改善1回10mg,5%ブドウ糖注射液500mLに溶解し,約2時間かけて1日1~2回点滴静注。症状により適宜増減。DIC1日量を5%ブドウ糖注射液1,000mLに溶解し,0.06~0.20mg/kg/時を24時間かけて持続静注。灌流血液の凝固防止体外循環開始に先だち20mgを生理食塩液500mLに溶解した液で血液回路内の洗浄・充てんを行う。体外循環開始後は20~50mg/時を5%ブドウ糖注射液に溶解し,抗凝固剤注入ラインより持続注入。症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー(血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.16%)〔血圧低下,意識障害,呼吸困難,気管支喘息様発作,喘鳴,胸部不快,腹痛,嘔吐,発熱,冷汗,掻痒感,紅潮,発赤,しびれ等が現れた場合には直ちに投与中止。[8.1参照]〕【11.1.2】高カリウム血症(膵炎:0.19%,DIC:4.53%,血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02%)〔高カリウム血症の発現によって不整脈を誘発した例が報告。[8.3,8.4参照]〕【11.1.3】低ナトリウム血症(DIC:0.47%)〔[8.3参照]〕【11.1.4】血小板減少(膵炎:0.04%,DIC:0.03%,血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02%)〔[8.6参照]〕【11.1.5】白血球減少(膵炎:0.13%,DIC:0.08%)〔[8.7参照]〕【11.1.6】肝機能障害,黄疸(膵炎:0.01%,DIC:0.28%)〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕

投与期間制限

なし

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