基本情報
最終更新日時:2023年12月13日12時49分

警告

本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

再発又は難治性の急性リンパ性白血病。

用法・用量

1日1回52mg/m2,2時間以上かけて点滴静注。5日間連日投与し,少なくとも9日間休薬。これを1クールとして繰り返す。状態により適宜減量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】骨髄抑制〔白血球減少(81.7%),リンパ球減少(84.6%),血小板減少(81.7%),貧血(80%),好中球減少(68.7%)等の血液障害,及び発熱性好中球減少症(43.2%)が発現〕【11.1.2】感染症〔敗血症(3%),肺炎(2.3%)等の感染症(35.6%)が発現。[8.1,9.1.2参照]〕【11.1.3】全身性炎症反応症候群(0.8%),毛細血管漏出症候群(2.3%)〔死亡に至った例が報告。頻呼吸,頻脈,低血圧,肺水腫など症状がみられた場合には直ちに投与中止〕【11.1.4】肝不全,肝機能障害,黄疸,静脈閉塞性肝疾患〔肝不全,AST上昇(79.6%),ALT上昇(78.9%)及びビリルビン上昇(50.5%)等を伴う肝機能障害,黄疸(1.5%),静脈閉塞性肝疾患(0.8%)が発現。死亡に至った例が報告。[8.2参照]〕【11.1.5】腎不全(2.3%)〔腎不全等の腎機能障害が発現。[8.3参照]〕【11.1.6】腫瘍崩壊症候群(4.5%)〔血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う。異常が認められた場合には減量,休薬又は投与中止。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う〕【11.1.7】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.8】心障害〔心嚢液貯留(2.3%),左室機能不全(1.5%),心不全(0.8%),QT延長等の心障害が発現〕

投与期間制限

なし

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