クリゾチニブカプセル
英語:crizotinib
ザーコリカプセル200mg / 8,752.0円
200mg1カプセル
外部サイトへ移動します
【1.1】本剤の投与にあたっては,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性(特に,間質性肺疾患の初期症状,投与中の注意事項,死亡に至った例があること等に関する情報)を十分説明し,同意を得てから投与する【1.2】本剤の投与により間質性肺疾患が現れ,死亡に至った例が報告されているので,初期症状(息切れ,呼吸困難,咳嗽,発熱等)の確認及び胸部CT検査等の実施など,観察を十分に行う。異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行う。また,間質性肺疾患が本剤の投与初期に現れ,死亡に至った国内症例があることから,治療初期は入院又はそれに準ずる管理の下で,間質性肺疾患等の重篤な副作用発現に関する観察を十分に行う〔[7.,8.1,9.1.1,11.1.1参照]〕【1.3】本剤の投与により劇症肝炎,肝不全が現れ,死亡に至った例が報告されているので,本剤投与開始前及び本剤投与中は定期的(特に投与初期は頻回)に肝機能検査を行い,患者の状態を十分に観察する。異常が認められた場合には,本剤の投与を中止する等の適切な処置を行う〔[7.,8.2,11.1.2参照]〕
【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】ロミタピドを投与中〔[10.1参照]〕
【10.1】ロミタピド<ジャクスタピッド>〔[2.2参照]〕〔ロミタピドの血中濃度が著しく増加するおそれ/本剤のCYP3A4阻害作用により,ロミタピドの代謝を阻害〕
ALK融合遺伝子陽性・ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。
1回250mg,1日2回経口投与。状態により適宜減量。
【11.1.1】間質性肺疾患(2.1%)〔死亡に至った症例も報告。[1.2,7.,8.1,9.1.1参照]〕【11.1.2】劇症肝炎,肝不全,肝機能障害〔劇症肝炎,肝不全(0.2%),ALT,AST,ビリルビン,ALP等の上昇を伴う肝機能障害(33.9%)が発現。劇症肝炎,肝不全により死亡に至った症例も報告。[1.3,7.,8.2参照]〕【11.1.3】QT間隔延長(3.2%),徐脈(10.1%)〔QT間隔延長,徐脈(随伴症状:低血圧,失神,めまい等)が発現。[7.,8.3,9.1.2,10.2参照]〕【11.1.4】血液障害〔好中球減少症(21.2%),白血球減少症(14.3%),リンパ球減少症(4.5%),血小板減少症(3%)等が発現。[8.4参照]〕【11.1.5】心不全(0.2%)〔体液貯留(肺水腫,胸水,心嚢液貯留等),急激な体重増加,心不全症状(息切れ,呼吸困難,浮腫等)が認められた場合には,休薬,減量又は投与中止〕
なし