基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・バルビツール酸系化合物に過敏症【2.2】急性間欠性ポルフィリン症〔ポルフィリン合成が増加し,症状が悪化するおそれ〕【2.3】ボリコナゾール,タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),マシテンタン,チカグレロル,アルテメテル・ルメファントリン,ダルナビル・コビシスタット,ドラビリン,イサブコナゾニウム,ミフェプリストン・ミソプロストール,リルピビリン,ニルマトレルビル・リトナビル,リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン,ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ソホスブビル・ベルパタスビル,ドルテグラビル・リルピビリン,カボテグラビルを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ボリコナゾール<ブイフェンド>,タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)<アドシルカ>,マシテンタン<オプスミット>,チカグレロル<ブリリンタ>,アルテメテル・ルメファントリン<リアメット配合錠>,ダルナビル・コビシスタット<プレジコビックス配合錠>,ドラビリン<ピフェルトロ>,イサブコナゾニウム<クレセンバ>〔[2.3参照]〕〔これらの薬剤の代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕2)ミフェプリストン・ミソプロストール<メフィーゴ>〔[2.3参照]〕〔ミフェプリストンの代謝が促進され,血中濃度が低下し効果が減弱するおそれがあるので,本剤の影響がなくなるまで投与しない/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕3)リルピビリン<エジュラント>〔[2.3参照]〕〔リルピビリンの代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕4)ニルマトレルビル・リトナビル<パキロビッド>〔[2.3参照]〕〔ニルマトレルビル及びリトナビルの血中濃度が低下し,抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕5)リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン<オデフシィ配合錠>〔[2.3参照]〕〔リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕6)ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<ビクタルビ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するため,この薬剤の効果が減弱し,この薬剤に対する耐性が発現するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕7)ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<シムツーザ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ダルナビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕8)エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<ゲンボイヤ配合錠>〔[2.3参照]〕〔エルビテグラビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕9)ソホスブビル・ベルパタスビル<エプクルーサ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕10)ドルテグラビル・リルピビリン<ジャルカ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による〕11)カボテグラビル<ボカブリア>〔[2.3参照]〕〔カボテグラビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤のUGT1A1誘導作用による〕

効能・効果

不眠症。不安緊張状態の鎮静。てんかんのけいれん発作(強直間代発作<全般けいれん発作,大発作>,焦点発作<ジャクソン型発作を含む>)。自律神経発作,精神運動発作。

用法・用量

1日30~200mg,1~4回分割経口投与。不眠症1回30~200mg,就寝前経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),紅皮症(剥脱性皮膚炎)〔発熱,紅斑,水疱・びらん,掻痒感,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.2】過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.3】依存性〔連用により薬物依存が発現。用量及び使用期間に注意し慎重に投与。また,連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により,不安,不眠,痙攣,悪心,幻覚,妄想,興奮,錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状が現れることがある。投与を中止する場合には徐々に減量。[8.2,9.1.6,9.1.7,9.8.1参照]〕【11.1.4】顆粒球減少,血小板減少〔[8.1参照]〕【11.1.5】肝機能障害〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害が発現。[8.1,9.3参照]〕【11.1.6】呼吸抑制〔[9.1.1,9.1.2,9.8.1参照]〕

投与期間制限

90日分を限度

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