基本情報
最終更新日時:2022年10月4日13時28分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・リンコマイシン系抗生物質に過敏症の既往歴【2.2】エリスロマイシンを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】エリスロマイシン<エリスロシン等>〔[2.2参照]〕〔併用しても本剤の効果が現れない/細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性が本剤より高い〕

効能・効果

<適応菌種>クリンダマイシン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属,マイコプラズマ属。<適応症>敗血症,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,中耳炎,副鼻腔炎,顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎。

用法・用量

点滴静注成人1日600~1,200mg,2~4回分割点滴静注。小児1日15~25mg/kg,3~4回分割点滴静注。難治性・重症感染症には,症状に応じ成人1日2,400mgまで増量し,2~4回分割投与。小児1日40mg/kgまで増量し,3~4回分割投与。以上,300~600mg当たり100~250mLの(局)5%ブドウ糖注射液,(局)生理食塩液,アミノ酸製剤等の補液に溶解,30分~1時間かけて投与。筋注成人1日600~1,200mg,2~4回分割筋注。症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等のアナフィラキシーを伴うことがある。投与中止。血圧の維持,体液の補充管理,気道の確保等を行う。[8.3参照]〕【11.1.2】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止。輸液,バンコマイシンの経口投与等を行う。[5.2,8.2,9.1.1,9.8.2参照]〕【11.1.3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎【11.1.4】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止。投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.5】間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.6】心停止〔急速な静注により心停止が現れたとの報告。[8.7参照]〕【11.1.7】汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少(0.01%)〔[8.4参照]〕【11.1.8】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,ALP等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.5参照]〕【11.1.9】急性腎障害〔[8.6参照]〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。