基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時11分

禁忌

<製剤共通>【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴 <5%ブドウ糖注射液添付のバッグ製剤>【2.2】低張性脱水症〔電解質を含まない糖液を投与すると脱水が増悪するおそれ〕

効能・効果

<適応菌種>セフォチアム感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア・レットゲリ,インフルエンザ菌。<適応症>敗血症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,骨髄炎,関節炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),腹膜炎,胆のう炎,胆管炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎,化膿性髄膜炎,中耳炎,副鼻腔炎。

用法・用量

成人1日0.5~2g,2~4回分割,小児1日40~80mg/kgを3~4回分割静注。以上,年齢・症状により適宜増減。成人の敗血症には1日4gまで,小児の敗血症・化膿性髄膜炎等の重症・難治性感染症には1日160mg/kgまで増量可。静注は(局)注射用水,(局)生理食塩液又は(局)ブドウ糖注射液に溶解。成人の場合1回量0.25~2gを糖液,電解質液又はアミノ酸製剤等の補液に加えて,30分~2時間で点滴静注可。小児の場合は投与量を考慮し補液に加えて30分~1時間で点滴静注可。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔不快感,口内異常感,眩暈,便意,耳鳴,発汗,喘鳴,呼吸困難,血管浮腫,全身の潮紅・蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与中止。[8.2参照]〕【11.1.2】急性腎障害等の重篤な腎障害〔[8.3参照]〕【11.1.3】汎血球減少,無顆粒球症,顆粒球減少,溶血性貧血,血小板減少(0.1%未満)【11.1.4】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.5】間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群等が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.6】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.7】痙攣〔痙攣等の中枢神経症状が発現。特に,腎不全患者に現れやすい。[9.2.1参照]〕【11.1.8】肝炎,肝機能障害,黄疸〔AST,ALTの著しい上昇等を伴う肝炎,肝機能障害,黄疸が発現〕

投与期間制限

なし

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