基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】血管浮腫の既往歴(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫等)〔高度の呼吸困難を伴う血管浮腫が現れるおそれ。[11.1.1参照]〕【2.3】デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中〔[10.1参照]〕【2.4】アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析施行中〔[10.1参照]〕【2.5】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.6】アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病(ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の者を除く)〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行(リポソーバー,イムソーバTR,セルソーバ)〔[2.3参照]〕〔アンジオテンシン変換酵素阻害剤服用中の者は,左記のアフェレーシス中にショックを起こすおそれ/陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートにより血中キニン系の代謝が亢進し,本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積する〕2)アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた透析〔[2.4参照]〕〔アンジオテンシン変換酵素阻害剤服用中の者は,左記の透析中にアナフィラキシーを起こすおそれ/多価イオン体のAN69により血中キニン系の代謝が亢進し,本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積する〕3)アリスキレンフマル酸塩<ラジレス>(糖尿病に使用する場合。ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の者を除く)〔[2.6参照]〕〔非致死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告/レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される〕

効能・効果

本態性高血圧症,腎性高血圧症,腎血管性高血圧症。

用法・用量

1日30~60mg,朝夕2回分割経口投与。ただし,1日15mg(分2)から開始,最大量は1日120mg(分2)。安定した降圧効果が得られた場合は1日量又は半量を朝1回投与可。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】血管浮腫〔呼吸困難を伴う顔面,舌,声門,喉頭の腫脹を症状とする血管浮腫が発現。直ちに投与中止。アドレナリン注射,気道確保等を行う。[2.2参照]〕【11.1.2】急性腎障害【11.1.3】高カリウム血症(0.1%未満)

投与期間制限

なし

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