基本情報
最終更新日時:2023年11月7日16時19分

警告

【1.1】本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注意し,1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合には,定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与する〔[8.2,11.1.4参照]〕【1.2】本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避ける〔[7.4,8.6,13.2参照]〕

禁忌

【2.1】重篤な肝障害〔[9.3.1,11.1.4参照]〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴〔[11.1.1参照]〕

効能・効果

各種疾患及び症状における鎮痛。次の疾患の解熱・鎮痛/急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)。小児科領域における解熱・鎮痛。

用法・用量

1回300~1000mg,経口投与。投与間隔4~6時間以上,1日総量4000mgまで。急性上気道炎1回300~500mg,頓用。原則として1日2回まで,1日最大1500mg。小児科領域幼児・小児1回10~15mg/kg,経口投与。投与間隔4~6時間以上,1日総量60mg/kgまで。ただし成人量を超えない。以上,年齢・症状により適宜増減。

用法・用量に関連する使用上の注意

【1】小児科領域:最大量は1回500mg,1日1500mg。【2】アスピリン喘息・その既往歴のある患者の1回最大量は300mg以下とする。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)が発現。[2.2参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症【11.1.3】喘息発作の誘発〔[9.1.7,9.1.8参照]〕【11.1.4】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[1.1,2.1,8.2,9.1.1,9.1.2,9.3.2参照]〕【11.1.5】顆粒球減少症〔[9.1.4参照]〕【11.1.6】間質性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】間質性腎炎,急性腎障害〔[9.2.1参照]〕【11.1.8】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕

投与期間制限

なし

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