基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】特発性肥大性大動脈弁下狭窄症〔心収縮力を増強するため,左室からの血液流出路の閉塞が増強され,症状を増強させるおそれ〕【2.2】ジギタリス中毒〔重篤な不整脈が起こるおそれ〕【2.3】カテコールアミン,エフェドリン,メチルエフェドリン,メチルエフェドリンサッカリネート,フェノテロール,ドロキシドパを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】カテコールアミン(アドレナリン<ボスミン>等),エフェドリン,メチルエフェドリン<メチエフ>,メチルエフェドリンサッカリネート,フェノテロール<ベロテック>,ドロキシドパ<ドプス>〔[2.3参照]〕〔重篤ないし致死的不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれ/これら薬剤のβ刺激作用により,相加的に交感神経興奮作用が増強される〕

効能・効果

徐脈型アダムス・ストークス症候群の発作時(高度の徐脈,心停止を含む)・発作反復時。次の疾患による急性心不全/心筋梗塞,細菌内毒素等。手術後の低心拍出量症候群。気管支喘息の重症発作時。

用法・用量

0.2~1.0mgを等張溶液200~500mLに溶解,心拍数又は心電図をモニターしながら注入。緊急時0.2mgを等張溶液20mLに溶解,その2~20mLを徐々に静注,筋注又は皮下注。心臓がまさに停止せんとする時は0.02~0.2mg心内投与可。症状により適宜増量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】心筋虚血(異型狭心症,非Q波梗塞等)〔本剤の投与中及び投与後に心電図でST上昇又は低下を伴う心筋虚血(異型狭心症,非Q波梗塞等)が発現。心電図及び血圧測定を行う。胸痛が現れた場合には,直ちにニトログリセリンを投与。[9.1.1参照]〕【11.1.2】心室性期外収縮,心室性頻拍,致死的不整脈〔異常が認められた場合には投与中止するか,減量又は点滴注入速度を遅くする。[9.1.4,10.2参照]〕【11.1.3】重篤な血清カリウム値の低下〔β2-刺激剤による血清カリウム値の低下作用は,キサンチン誘導体,ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので,重症喘息患者では特に注意。さらに,低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい。[10.2参照]〕

投与期間制限

なし

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