基本情報
最終更新日時:2023年4月6日12時49分

警告

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤との併用により,重篤な血液障害等の副作用が発現するおそれがあるので,併用を行わない〔[2.2,10.1参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に重篤な過敏症の既往歴【2.2】テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中及び投与中止後7日以内〔[1.,10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤<ティーエスワン>〔[1.,2.2参照]〕〔早期に重篤な血液障害や下痢,口内炎等の消化管障害等が発現するおそれがあるので,テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中及び投与中止後少なくとも7日以内は本剤を投与しない/ギメラシルがフルオロウラシルの異化代謝を阻害し,血中フルオロウラシル濃度が著しく上昇する〕

効能・効果

胃癌,結腸癌,直腸癌,乳癌,子宮頸癌,膀胱癌。

用法・用量

1日800~1,200mg,3~4回分割経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】脱水症状〔激しい下痢(初期症状:腹痛,頻回の軟便等)が現れ,脱水症状まで至ることがある。投与中止。補液等を行う〕【11.1.2】急性腎不全〔激しい下痢,脱水等が原因の循環不全により,虚血性急性腎不全が発現。激しい下痢,脱水等が現れた時は投与中止。輸液投与等を行う〕【11.1.3】骨髄機能抑制,溶血性貧血〔汎血球減少,白血球減少,血小板減少,貧血等の骨髄機能抑制,溶血性貧血が発現。[8.1,9.1.1,9.1.2参照]〕【11.1.4】重篤な腸炎〔出血性腸炎,虚血性腸炎,壊死性腸炎等(初期症状:腹痛,頻回の軟便,下痢等)が発現。激しい腹痛・下痢等の症状が現れた場合には投与中止〕【11.1.5】重篤な精神神経障害(白質脳症等)〔健忘,歩行障害,知覚障害,錐体外路症状,口のもつれ,舌のもつれ,意識障害,麻痺,尿失禁,指南力低下(0.1%未満),構音障害(0.1%未満)等が発現。また,上記の症状が白質脳症の初期症状として発現〕【11.1.6】間質性肺炎〔間質性肺炎(初期症状:咳嗽,息切れ,呼吸困難,発熱等)が発現〕【11.1.7】心不全【11.1.8】肝障害,黄疸〔劇症肝炎等の重篤な肝障害,黄疸が発現〕【11.1.9】急性膵炎〔血清アミラーゼ上昇,腹痛等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.10】嗅覚脱失〔嗅覚障害が現れ,嗅覚脱失まで至ることがある〕【11.1.11】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.12】肝硬変(長期投与時)【11.1.13】安静狭心症,心筋梗塞,不整脈(心室性頻拍等を含む)【11.1.14】ネフローゼ症候群【11.1.15】ショック,アナフィラキシー

投与期間制限

なし

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