基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】尿閉を有する者〔排尿時の膀胱収縮が抑制され,症状が悪化するおそれ。[11.1.3参照]〕【2.3】閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状が悪化するおそれ。[11.1.7参照]〕【2.4】幽門部,十二指腸又は腸管が閉塞している者,麻痺性イレウスのある者〔胃腸の平滑筋の収縮及び運動が抑制され,症状が悪化するおそれ。[11.1.5参照]〕【2.5】胃アトニー・腸アトニーのある者〔抗コリン作用により消化管運動が低下するため,症状が悪化するおそれ〕【2.6】重症筋無力症〔抗コリン作用により筋緊張の低下がみられ,症状が悪化するおそれ〕【2.7】重篤な心疾患〔期外収縮等の心電図異常が報告されており,症状が悪化するおそれ。[11.1.4,17.3.1参照]〕【2.8】重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)〔[9.3.1参照]〕

効能・効果

過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿及び切迫性尿失禁。

用法・用量

1日1回5mg,経口投与。年齢・症状により適宜増減。1日最高10mg。

用法・用量に関連する使用上の注意

中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)及び重度の腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)は1日1回2.5mgから開始。上限は1日1回5mgまで。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔蕁麻疹,呼吸困難,血圧低下等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.2】肝機能障害〔AST,ALT,γ-GTP,ALP,総ビリルビンの上昇(各0.1~5%未満)等を伴う肝機能障害が発現〕【11.1.3】尿閉〔[2.2,9.1.1,9.1.2参照]〕【11.1.4】QT延長,心室頻拍(torsades de pointesを含む),房室ブロック,洞不全症候群,高度徐脈〔[2.7,9.1.3,10.2,17.3.1参照]〕【11.1.5】麻痺性イレウス〔著しい便秘,腹部膨満等が現れた場合には投与中止。[2.4参照]〕【11.1.6】幻覚・せん妄【11.1.7】急性緑内障発作〔眼圧亢進,嘔気,頭痛を伴う眼痛,視力低下等が発現。投与中止。[2.3参照]〕

投与期間制限

なし

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