基本情報
最終更新日時:2024年9月4日13時41分

警告

本剤と硝酸薬あるいは一酸化窒素(NO)供与薬(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)との併用により降圧作用が増強し,過度に血圧を下降させることがあるので,本剤投与の前に,硝酸薬あるいは一酸化窒素(NO)供与薬が投与されていないことを十分確認し,本剤投与中及び投与後においても硝酸薬あるいは一酸化窒素(NO)供与薬が投与されないよう十分注意する〔[2.2,10.1参照]〕。ただし,肺動脈性肺高血圧症の治療において一酸化窒素吸入療法と本剤の併用が治療上必要と判断される場合は,緊急時に十分対応できる医療施設において,肺動脈性肺高血圧症の治療に十分な知識と経験を持つ医師のもとで,慎重に投与する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】硝酸薬あるいは一酸化窒素(NO)供与薬を投与中〔[1.,10.1参照]〕【2.3】重度の肝機能障害(Child-Pugh ClassC)〔[9.3.1参照]〕【2.4】リトナビル含有製剤,ダルナビル含有製剤,イトラコナゾール,コビシスタット含有製剤を投与中〔[10.1参照]〕【2.5】可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)硝酸薬及びNO供与薬(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)〔[1.,2.2参照]〕〔降圧作用を増強するおそれ/NOはcGMPの産生を刺激し,一方,本剤はcGMPの分解を抑制することから,両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する〕2)リトナビル含有製剤<ノービア,カレトラ,パキロビッド>,ダルナビル含有製剤<プリジスタ,プレジコビックス>,イトラコナゾール<イトリゾール>,コビシスタット含有製剤<スタリビルド,ゲンボイヤ,プレジコビックス>〔[2.4,16.7.1参照]〕〔本剤の血漿中濃度が上昇するおそれ。リトナビルとの併用により,本剤の血漿中濃度が上昇し,最高血漿中濃度(Cmax)及び血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC)がそれぞれ3.9倍及び10.5倍に増加/CYP3A4阻害薬は本剤の代謝を阻害する〕3)sGC刺激剤(リオシグアト<アデムパス>)〔[2.5参照]〕〔症候性低血圧を起こすおそれ/リオシグアト投与により細胞内cGMP濃度が増加し,一方,本剤はcGMPの分解を抑制することから,両剤の併用によりcGMPの細胞内濃度が増大し,全身血圧に相加的な影響を及ぼす〕

効能・効果

肺動脈性肺高血圧症。

用法・用量

成人1回20mg,1日3回経口投与。1歳以上の小児体重20kg超は1回20mg,1日3回経口投与。

投与期間制限

なし

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